2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧
今年106冊目読了。執筆当時は東京大学客員教授で東京都知事に就任したばかりの筆者が、東京工業大学の学生に向けた『時代に流されずに生きるとは』という講義を書籍化した一冊。 筆者の「昭和十六年夏の敗戦」を読んでいたから事柄は知っていたが、改めてこ…
今年105冊目読了。埼玉大学名誉教授の日本語学者である筆者が、日本語の魅力を再発見し、誇りを持つための教養書として記した一冊。 衝撃的なタイトルに違わず、なかなかショッキングな論が続く。英語教育を過度に推し進めることのリスクも、この本はよく示…
今年104冊目読了。ファイン・メンタルカラー研究所代表の筆者が、偉人たちの名言を通じて心を整え、生きづらさを解消することを提唱する一冊。 畏敬する先達がお薦めしていたので読んでみた。筆者自身が「すべての心理学は半完成品。あなたの人生の課題に合…
今年103冊目読了。国際日本文化研究センター教授の筆者が、日本の東西の巷であり、地政学の要であった近江を歴史から読み解く一冊。 関西エリアの中ではどうしても存在感が薄くなりがちな滋賀県だが、こうして歴史を紐解くと大いなる要衝であることがわかる…
今年102冊目読了。フリーライターの筆者が、日本語教師時代に在留外国人の苦悩を知ったことから、その実態を深く掘り下げる一冊。 元・会社の友人から薦められた(しかも、中学生の御息女が読んでいたとのこと!)本だが、これは本当に考えさせられる… 筆者…
今年101冊目読了。リクルートワークス研究所研究員・アナリストの筆者が、「小さな仕事」が日本を救う、と提唱する一冊。 老後不安が蔓延している日本だが、本当にそうなのか?という疑問を実例とともに紐解いていくのは非常にわかりやすい。 筆者は、大枠と…
今年100冊目読了。神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科准教授の筆者が、パワハラについて多くの人がやってしまっている誤った対応を明らかにし、本当に防ぐにはどうすればいいのかに迫る一冊。 これも圧倒的な読書家である先達が薦めて…
今年99冊目読了。ドキュメンタリー映画やノンフィクション書籍で道を開いた筆者が、「一人すら殺せない人が、なぜ多くの人を殺せるのか?」という疑問を提起する一冊。 圧倒的な読書家の先達がお薦めしていたので読んでみると、これはなるほど納得の良書。 …
今年98冊目読了。起業家、経営学者にして、ビジネス・ブレークスルー大学教授の筆者が、やる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかたを説く一冊。 畏敬する先達が薦めていたので読んでみたら、なるほどこれは薦められることが納得だ。組織論を様々な方向か…
今年97冊目読了。サイエンスライターの筆者が、元深海潜水調査船パイロットと株式会社グローバルオーシャンディベロップメント観測研究部部長とともに、6500mの海底に何を見たのか、そこから浮かび上がる事柄をまとめた一冊。 息子がイベントで田代省三氏の…
今年96冊目読了。京都府立大学文学部准教授の筆者が、「歴史と地理の交差点に立ち、全体を見渡す学問」として歴史地理学的見地から景観を見直すことを提唱する一冊。 正直、中身がマニアックすぎることは否めない。だが、それなりにポイントとなる主張は納得…
今年95冊目読了。静岡大学大学院農学研究科教授の筆者が、死と長寿の進化論という観点で生物の老死を考える一冊。 自身アラフィフで、親も老いている状況において手にしたが、なるほど農学の観点から老いについて考えるというのは非常に新鮮で、驚きばかりだ…
今年94冊目読了。外務省でロシア課に勤務した後、現在は林業のかたわら執筆活動に従事する筆者が、国防の条件を問い直す一冊。 どうしても、物事は自分の都合で考えがちだが、まさに「逆から見るとどうなるか」ということを感じさせてくれる良書。そもそも、…
今年93冊目読了。京都大学名誉教授にして、京都府立京都学・歴彩館長、京都府公立大学法人理事長の筆者が、景観のなかに人々の営みの軌跡を探る一冊。 観光に携わる者としてタイトルに惹かれて手にしてみたが、どうにも面白くない…これは外れだな。でも、ま…
今年92冊目読了。アメリカ出身の東洋文化研究家、著述家の筆者が、日本の景観保全について大きく警鐘を鳴らす一冊。 日本に住んでいると当たり前と思うことが、この本での指摘を読むとそうではないんだな、ということを痛感。確かに海外の観光地との違いは歴…