世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【読了】ハル・グレガーセン「問いこそが答えだ!」

今年43冊目読了。マサチューセッツ工科大学リーダーセンター所長にして、マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院上級講師の筆者が、正しく問う力が仕事と人生の視界を開く、と解く一冊。 まず、「問いというのは、そもそも自分の意見を強く言い立てるも…

【読了】松浦弥太郎「自分で考えて生きよう」

今年42冊目読了。文筆家、クリエイティブディレクターの筆者が、読売新聞に連載したエッセイをまとめた一冊。 畏敬する先達がお薦めしていたので読んでみたら、なるほどこれは面白かった。そして、自分がモノに対する執着が極端に薄いことも改めて認識した・…

【読了】鴻上尚史「人間ってなんだ」

今年41冊目読了。作家・演出家・映画監督の筆者が、連載エッセイを通じて現場で人間観察をしてきたことをまとめた一冊。 鴻上尚史のエッセイは視点が独特かつ鋭いので楽しい。そして、この本も得意の洞察の深さが活躍する。以下、気になったフレーズ。 「シ…

【読了】トニー・サルダナ「なぜ、DXは失敗するのか」

今年40冊目読了。コンサルティング会社のトランスフォーマット社代表取締役の筆者が、「破壊的な変革」を成功に導く5段階モデルを提唱する一冊。 DXという言葉は踊れど、全然実装されない・・・という疑問から手にしてみた。なるほど、これは勉強になる。 そ…

【読了】汐見夏衛「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」

今年39冊目読了。もともとケータイ小説だったのが、単行本化した一冊。 畏敬する先達がおすすめしていたので、何気なく読んでみた。非常にさらっと読めるが、中身は戦争について激しい主張をする一冊だ。 ネタバレ回避で、気になったフレーズを抜き書き。 「…

【読了】リチャード・パワーズ「惑う星」

今年38冊目読了。ピュリッツァー賞を受賞したアメリカの作家である筆者が、生命への深い関心を、不思議な親子のやり取りを通じて描き出す小説。 最初は、ただストーリーを掴みにくくてしんどかったが、途中から一気に引き込まれた。終盤は心を打たれて、脳髄…

【読了】高尾泰朗「ANA苦闘の1000日」

今年37冊目読了。航空や運輸、マクロ経済などを担当する日経ビジネス記者の筆者が、コロナ禍で売上が蒸発した「青い翼」ことANAが生き残りをかけた1000日の全記録をまとめた一冊。 自分自身も、コロナ禍で苦しんだ会社にいるが故に、非常に興味深く読んだ。…

【読了】立花文子「なんとかなるわよ」

今年36冊目読了。柳川立花家15代鑑徳と艶子の一人娘として生まれた姫様が、テニス日本チャンピオンに輝き、転じて戦後には女将として逞しく時代を生き抜いた自伝。 筆者が開いた料亭「御花」と関わる縁をいただいたことから読んでみたが、その波瀾万丈ぶりは…

【読了】本田哲也「パーセプション」

今年35冊目読了。本田事務所代表にして、数々の企業の戦略PRに携わってきた筆者が、市場をつくる新発想についてまとめた一冊。 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部の講義を受けた縁で、伊藤羊一学部長がお薦めしていたので読んでみたら、なるほどこれは凄…

【読了】染谷昌利「副業力」

今年34冊目読了。株式会社MASH代表取締役のパラレルワーカーである筆者が、いつでも、どこでも、ローリスクでできる「新しいマネタイズ」を解説する一冊。 筆者と、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部の講義で知遇を得たので読んでみた。自分自身はまるで…

【読了】芝哲也、上野郁江「創造的思考のレッスン」

今年33冊目読了。デザイン事務所Cauz代表と、株式会社エディットブレイン代表取締役の筆者が、新しい時代を生き抜くビジネス創造力の鍛え方を解き明かす一冊。 武蔵野大学アントレプレナーシップ学部で筆者の講義を受けたことで興味を持ったが、なるほど非常…