世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【読了】木村泰司「時代を語る名画たち」

今年33冊目読了。西洋美術史家の筆者が、西洋絵画の歴史を変えた22人の天才の生涯と、その影響を描き出す一冊。 筆者の本は何冊も読んでいるが、本書もまた、非常に読みやすくて、初心者にハードルの高い西洋美術にとっつきやすい内容。 ●ヤン・ファン・エイ…

【読了】猪瀬直樹「昭和16年夏の敗戦」

今年32冊目読了。東京都知事を務めた作家出身の筆者が、1983年に書き上げた「若きエリートからなる模擬内閣が日米開戦前夜に出した結論と、その後」について、コロナ禍に関する若干の加筆、及び石破茂との対談を加えた形で2020年6月に新たに刊行された一冊。…

【読了】福原義春「美」

今年31冊目読了。資生堂の社長・会長・名誉会長を歴任し、財界きっての読書家にして東京都写真美術館館長、企業メセナ協議会会長、東京芸術文化評議会会長などの公職に従事する筆者が、「見えないものをみる」ということを伝える一冊。 以前、オンライン読書…

【読了】若林正恭「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」

今年30冊目読了。お笑いコンビ「オードリー」のツッコミ・引きこもり担当の筆者が、休みが取れて無理やり一人でキューバに弾丸旅行をした紀行文。 ひょんなことから手にすることになり、旅エッセイをさらっと読むのもいいか、と思って読み始めてみたが、なか…

【読了】吉海直人「世界でいちばん素敵な百人一首の教室」

今年29冊目読了。同志社女子大学表現文化学部日本語日本文学科教授にして、公益財団法人小倉百人一首文化財団理事の筆者が、写真ビジュアルを交えて百人一首の世界をわかりやすく紹介する一冊。 「世界でいちばん素敵な教室」シリーズもので、装丁がしっかり…

【百人一首を覚えてみて】

小4の娘に促されるままに、全く興味がなかった百人一首を覚えてみた(もともと覚えていたのは2首のみで、98首が手つかずからのスタートだった…)。かなり手こずったし、まだ「ひととおり『覚える作業』を完了した」だけであって、完璧に覚えた、というには…

【読了】田中靖浩「名画で学ぶ経済の世界史」

今年28冊目読了。田中公認会計士事務所長である筆者が、名画を通じて「国境を越えた勇気と再生の物語」をツアーガイドとして解説する、という体をとった面白い一冊。 これは読みやすくて、流れを押さえやすい。専門知識を深く持つというのも素晴らしいことで…

【読了】鴻上尚史、佐藤直樹「同調圧力」

今年27冊目読了。作家・演出家の筆者と評論家の筆者が、対談形式で、日本社会はなぜ息苦しいのか、コロナ禍における人々の考え方、行動などを見つめながら解き明かしていく一冊。 もともと鴻上尚史の本は「空気を読んでも従わない」を読んで、非常に納得して…

【読了】宇田川元一「他者と働く」

今年26冊目読了。埼玉大学経済経営系大学院准教授の筆者が、『わかりあえなさ』から始める組織論を唱える一冊。 平易な文章ながら、中身は非常に深い。図書館で予約して、相当待たされたのもむべなるかな。この読みやすさは、魅力だ。 基本に据えているのは…

【読了】ジュリアン・バジーニ「100の思考実験」

今年25冊目読了。イギリスの哲学誌「The Philosophers' Magazine」編集長である筆者が、「あなたはどこまで考えられるか」というテーマで100題の思考実験を繰り出して、その問いの真意を読み解きながら考えを深めることを意図する一冊。 小4の娘が図書館で…

【読了】三浦崇宏「超クリエイティブ」

今年24冊目読了。The Breakthrough CompanyのGO代表、クリエイティブディレクターの筆者が、「発想」×「実装」で現実を動かすことを提唱する一冊。 筆者は、クリエイティブということについて「クリエイティブとは、非連続な成長を促し、新たな価値を生み出…

【読了】木村三郎「名画を読み解くアトリビュート」

今年23冊目読了。日本大学芸術学部教授にして、西洋美術史を専攻する筆者が、西洋絵画における「お約束」の決まり事を紹介する一冊。 単体の書籍として見るより、様々な絵画の鑑賞の際に参考書、いや辞書的に使うべき本というところか。初心者にもわかりやす…

【読了】木村泰司「名画の言い分 巨匠たちの迷宮」

今年22冊目読了。西洋美術史家の筆者が、西洋絵画の巨匠の人生を名画と共に振り返り、込められたメッセージやその意義を描き出す一冊。 半分は知らない(※あまりに自分が無知なだけだが…)画家だったが、それでも、その人生のあまりの波乱ぶり、そして歴史に…

【読了】望月俊孝「見るだけで9割かなう!魔法の宝地図」

今年21冊目読了。人材育成、能力開発の講師として働きながら、自己実現法を編み出し、それを伝えている筆者が、悩みや問題を解決して「本当に望んでいる人生」を送ることを提唱する一冊。 やけに本屋で見かけて、ちょっと読んでみるか、と図書館で借りたのだ…

【読了】木村泰司「おしゃべりな名画」

今年20冊目読了。西洋美術史家の筆者が、1枚の絵に秘められた時代背景や作者の人生、作品のメッセージなどの物語を読み解き、絵画の世界を広げる一冊。 この人の本は、語り口は軽妙ながら、深い美術への造詣と愛情が相俟っていて、とても面白い。「芸術を目…

【読了】谷知子「百人一首(全)」

今年19冊目読了。中世和歌を専攻するフェリス女学院大学教授の筆者が、百人一首のすべての歌の意味、どこが優れているか、歌人たちはどんな人だったか、をやさしく解説する一冊。 これは、ビギナー向けで、それでいて個別に深い話も書いてあり、非常に読みや…

【読了】木村泰司「西洋美術史」

今年18冊目読了。西洋美術史家の筆者が、世界のビジネスエリートが身につける教養として、西洋美術の歴史とその背景をわかりやすく読み解く一冊。 これは非常にわかりやすい。単純に作品を説明するだけでなく、時代背景や流れをあわせて解説してくれるので「…

【読了】山本尚「日本人は論理的でなくていい」

今年17冊目読了。中部大学教授、名古屋大学特別教授、シカゴ大学名誉教授にして、ノーベル賞候補の現役科学者である筆者が、日本的感覚を磨くことを推奨する一冊。 傘寿を超えた父親が送ってきた本なので読んでみたが、賛同できる部分と「うーん…」というト…

【読了】保坂正康「あの戦争は何だったのか」

今年16冊目読了。ノンフィクション作家、評論家の筆者が、第二次世界大戦に呑み込まれていった当時の日本の実態を炙り出し、単純な善悪二元論を排して「あの戦争」を歴史の中に位置づけることを試みた一冊。 これは、非常に面白い。「いわゆる平和教育という…