世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【読了】鈴木勇一郎「国鉄史」

今年29冊目読了。川崎市市民ミュージアム学芸員の筆者が、国鉄通史を分析する一冊。 関係者ではないのに、よくここまで調べたなぁ…という細かさ、わかりやすさ。通史として見るにはわかりやすいと感じた。 そもそも国有鉄道について「一般的な国鉄のイメージ…

【読了】孫泰蔵「冒険の書」

今年28冊目読了。インターネット関連のテック・スタートアップの立ち上げに従事している連続起業家の筆者が、AI時代のアンラーニングについて物語形式で書き記した一冊。 筆者は「教育と社会は両輪であり、社会を変えたければ教育も同時に変えないといけない…

【読了】萩原さちこ「城の科学」

今年27冊目読了。フリーの城郭ライターで編集者の筆者が、個性豊かな天守の「超」技術を紹介する一冊。 城好きでないと、まず手にしない本だし、そうでないと読んでて楽しくないだろうな、という図書館で見つけた一冊。よくこんな本が出版されたものだ(笑)…

【読了】長谷川ヨシテル「ポンコツ武将列伝」

今年26冊目読了。タレントにして歴史マニアの筆者が、ポンコツと評される武将の実態と魅力に迫るちょっと変わった一冊。 かなりマニアックな本なのだが、そこから見える人物像、人の成功は何なのか、ということなど、なにげに考えさせられる。 小田氏治につ…

【読了】中川浩一「プーチンの戦争」

今年25冊目読了。元外務省交渉官の筆者が、ウクライナ動乱を分析しながら、日本のあり方を思考する一冊。 タイトルと、筆者の肩書きから期待して読んでみたが、自分にとっては期待外れ。冷静な分析と言うよりも、筆者の妄想をぶちまけるために表題で『釣った…

【読了】橘玲「バカと無知」

今年24冊目読了。作家である筆者が「人間、この不都合な生きもの」について様々な観点から考察する一冊。 名古屋時代に知遇を得た人生の大先輩がお薦めしていたので、だいぶ時間がかかったが読んでみた。なかなかエグい内容で圧倒されつつ、疑問も持ちつつ。…

【読了】風来堂「地形と戦術で見る日本の城」

今年23冊目読了。旅や歴史などを取り上げる編集プロダクションが、全国の堅城57城を取り上げ、現地を歩いて描いた立体形縄張図とともに攻めと守りのポイントを説き明かす一冊。 少しずつ城郭マニアになってきたので、これも面白いかなと思って読んでみたが、…

【読了】中井均「決定版 日本の城」

今年22冊目読了。城郭研究家にして滋賀県立大学教授の筆者が、名城の楽しみ方を網羅的に解説する一冊。 城郭検定の公式テキストに指定されているだけあって、非常に知識面で重厚な本。イラストや写真も多くて理解しやすく、読み物というより図鑑のような位置…

【読了】安川新一郎「ブレイン・ワークアウト」

今年21冊目読了。グレートジャーニー合同会社代表、東京大学未来ビジョン研究センター特任研究員の筆者が、人工知能と共存するための人間知性の鍛え方を提言する一冊。 安定的に良書を薦めてくれる畏友の推薦図書だったのだが、これがまぁ想像以上!!今年最…

【読了】東京大学広報室「素朴な疑問VS東大」

今年20冊目読了。大学活動を広める広報室が、「なぜ?」から始まる学術入門をする一冊。 体、身の回り、自然科学、環境に関する素朴な疑問41個を学術的に解き明かすというプロセスはなかなか面白い。読む人によってポイントは全く異なるだろうが、興味深く読…

【読了】ブルース・シュナイアー「ハッキング思考」

今年19冊目読了。ハーバード・ケネディ・スクールで教鞭をとるセキュリティ技術者の筆者が、「強者はいかにルールを歪めるのか、それを正すにはどうしたらいいのか」を考察する一冊。 ハッキングというとコンピューターの世界だけに感じるが、実は社会システ…