2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧
今年40冊目読了。20世紀のフランスが生んだ名作家が、第二次世界大戦終戦後まもなく対ナチス闘争の体験を寓意的に描き込んで圧倒的共感を呼んだ小説。 けっこう長編であるが、新型コロナウィルス(COVID-19)が猖獗している2020年4月だからこそ、読んでみた…
コロナウィルスが猛威を振るう中、当然のことながら、美術館・博物館も休館に追い込まれている。ゴールデンウィークは多くの人が来訪することが想定されていたが、それもままならないのみならず、いつ再開できるかすら全く見えない状況である。これが、日本…
今更ながら、zoomを使ってオンライン飲み初参戦。そこから、感じたこと。 <メリット>・双方向で盛り上がれる。これを一番感じた。人は、意見や考えを見せ合って、それらを向上させてゆく。そのプロセスとしては十分に機能する。・即時性がある。会話はテン…
今年39冊目読了。ロビンソン・クルーソーの著者が、ロンドンの1665年に発生したペスト流行下での人々の動き、考え、などを淡々と述べていく一冊。 新型コロナウィルス(COVID-19)が猛威を振るっている2020年4月という今のタイミングだからこそ、読んでみた…
今年38冊目読了。神学者と、米国を代表するジャーナリストの2人が、対談しながら神話と人間の持つ力について深めていく一冊。 〈お薦め対象〉生きることに迷っているすべての人〈お薦め度(5段階評価)〉★★★★★〈実用度(5段階評価)〉★★★★★ 自分の問いは3…
コロナ疲れがひどい日々ではあるが、ちったぁ気分も変えないと。 2020年現在、三密とは、換気の悪い「密閉空間」▽多くの人の「密集」▽互いに手を伸ばせば届く「密接」距離での会話や発声、というのが新型コロナウィルスの影響に見舞われた日本人の共通認識。…
今年37冊目読了。戦前から戦中にかけてプロレタリア文学を牽引した著者の代表作。 「労働者に悠長な読書の時間など与えられない」というなかなか壮絶な理由から、400字詰め原稿用紙わずか8枚というボリュームに収まる表題作。しかし、その怖ろしく凄まじいイ…
今年36冊目読了。ナチス宣伝相ゲッベルス元で3年間働いた秘書に対し、ドイツ政治学者・社会学者である著者がインタビューを行い、それに基づいてその経緯と考察をまとめた一冊。 これはなかなか衝撃の一冊だ。ヒトラーの秘書であったトラウデル・ユンゲが最…
今年35冊目読了。ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン教授にして、アフェクティブ・ブレイン・ラボ所長の筆者が、説得力と影響力の科学について書き記した一冊。 〈お薦め対象〉人を説得する必要のあるすべての人〈お薦め度(5段階評価)〉★★★★★〈実用度(5…