2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
今年121冊目読了。大人の数学塾である永野学習塾塾長と、専修大学人間科学部准教授の筆者が、数学と統計学の繋がりと違いが腑に落ちることを目指した一冊。 少しばかり統計を学び始めた文系人間としては、なかなか読み解くことに苦労したものの、なかなか読…
今年120冊目読了。ベストセラー作家が、5人の女性と付き合っていた男性が巻き込まれる数奇な運命を不思議なタッチで描き出す一冊。 それぞれの女性に対して、不思議なやり取りが繰り広げられ、結果的になぜか良い結末になる、というのは伊坂ワールドだなぁ…
今年119冊目読了。アイルランド出身の劇作家・小説家の筆者による、現代演劇最大の傑作、あるいは問題作とされる一冊。 一度は読んでみたい、と思っていたが、確かにこれはよくわからない。なんでこれが傑作と呼ばれるのだろうか… 気になったフレーズは「い…
今年118冊目読了。弁護士として、長年「全国霊感商法対策弁護士連絡会事務局長」を務めてきた筆者が、霊感商法・世界平和統一家庭連合の実態を暴き出す一冊。 もともと『統一教会って、怪しくて近寄るべきでない存在』という認識ではあったが、ここまで違法…
今年117冊目読了。シカゴ大学公共政策大学院ハリススクール助教授の筆者が、因果関係分析に焦点を当てたデータ分析の入門を紹介する一冊。 筆者は、現代において「ビッグデータが存在するだけでは実務の改善には至らず、ビッグデータを解析しビジネス現場の…
今年116冊目読了。ベストセラー作家の筆者が、因幡の白兎やレ・ミゼラブル、オリオン座をモチーフにしながら不思議な事件とそこに隠された人々の思惑を描き出す小説。 最近、すっかり伊坂幸太郎にハマっている。この本も、ワクワクしながら、世界観に浸り、…
今年115冊目読了。慶応義塾大学経済学部教授と、富士通総研・経済研究所の研究主幹である2人が、ネット上の議論の実態を計量分析で掘り下げていく一冊。 佐渡島庸平が本で紹介していたので、タイトル的にも気になって読んでみた。統計的手法をかなり使って…
今年114冊目読了。ジャーナリストにして近畿大学教授の筆者が、男性たちが人生の節目で直面する問題を取り上げ、理不尽ともいえる現実を明らかにする一冊。 2022年にオッサンと呼ばれる世代にとっては、これは本当によくわかる。逆に、女性が指摘してくれな…
今年113冊目読了。教育改革実践家にして、東京都初の民間校長を務めた筆者が、学校では教えてくれない新時代の必須スキルを紹介する一冊。 前田裕二、キングコング西野、ホリエモンら「時代の寵児」たちにインタビューをしながら、という実に独特な掘り下げ…
今年112冊目読了。未だに手書き原稿でしか文章を書かないというかなり異端な作家である筆者が、逃げて生きる、ということを提唱する一冊。 小6の娘が読みたいと言っていたので図書館で借りてきたのだが、これはどう見ても大人向けだ。むしろ、自分の方がため…
今年111冊目読了。経営コンサルタントの筆者が、「数字を読む力」が身につく25問を設定して訓練することを薦める一冊。 何気なく図書館で手にしたのだが、これはなかなか良書だ。自分のような、まさにゴリゴリの文系人間でも「統計学をどうビジネスに使うの…
今年110冊目読了。今やベストセラー作家となった筆者のデビュー作。 最近、すっかり伊坂幸太郎にハマっているのだが、それにしてもデビュー作からこれだけ凄い世界観を描けていたのか…驚愕するしかない。 未来を見通せる案山子、かつての同級生で最悪な性格…
今年109冊目読了。ベストセラー作家が描き出す、短編小説の連作が織り成す不器用な駆け引きの数々。 最近ハマっている伊坂幸太郎ゆえに読んでみたが、これもまた面白い。いろいろなところで、過去の登場人物がからんでくるので、何度も前の「伏線」を読み返…
今年108冊目読了。BRICs経済研究所代表にして、同志社大学大学院非常勤講師である経済学者の筆者が、統計数字にひそむ嘘を見抜くことを推奨する一冊。 「ホンマでっか?TV」でイロモノ的に扱われて名を売ったイメージが強すぎるが、書いてあることは至極…
今年107冊目読了。独ソ戦において、女性だけの狙撃小隊がたどる生と死を丁寧に描いた小説。 筆者は、この本でアガサ・クリスティー賞と本屋大賞を受賞したとのことだが、それも納得の圧倒的筆致。とても面白く、かつ独ソ戦の背景なども非常に詳しく知悉した…