世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

【読了】スティーブン・ガイズ「小さな習慣」

今年122冊目読了。自己成長ストラテジーの調査と執筆を行う人気ブロガーが、目標をばかばかしいぐらい小さくすることを提唱する一冊。 筆者の提唱する小さな習慣については「毎日こ」だけはやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動」…

【読了】佐々木敏「栄養データはこう読む!」

今年121冊目読了。東京大学大学院教授にして、科学的根拠に基づく栄養学を提唱する筆者が、疫学研究から読み解くぶれない食べ方を提唱する一冊。 脂肪異常症については「コレステロールの摂取量はこの50年間に2割減ったが、飽和脂肪酸のほうは逆に6割増えた…

【読了】平野啓一郎「カッコいいとは何か」

今年120冊目読了。ヒットメーカーの小説家が、「カッコいい」という事について掘り下げて思索し、追及する一冊。 何故、カッコいいについて考えるか、は「『カッコいい』は、民主主義と資本主義が組み合わされた世界で、動員と消費に巨大な力を発揮してきた…

【読了】池澤夏樹「真昼のプリニウス」

今年119冊目読了。小説化の筆者が、火山研究を行う大学教授の目を通しながら、人生、自然などを絡めながら話が展開する興味深い小説。 細かい筆致と、ダイナミックなストーリー展開を得意とする筆者らしい、非常に面白い本だ。ラストが、なんとなく肩透かし…

【読了】鴻上尚史「空気を読んでも従わない」

今年118冊目読了。劇団を率いる劇作家が、日本の生きづらさを読み解き、この日本をどう生きるべきかを提唱する一冊。 日本の特性として「村、つまり『世間』は、ちゃんと掟に従っている限り、ずっとあなたの面倒を見てくれた」「今、『世間』は中途半端に壊…

【読了】上田信行「プレイフル・シンキング」

今年117冊目読了。同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授にして、ネオミュージアム館長の筆者が、仕事を楽しくする思考法を提言する一冊。 非常にわかりやすい筆致で、さらりと読むことができる。…が。キャロル・S・ドゥエックに師事したとのことで…

【読了】東山紘久「プロカウンセラーの聞く技術」

今年116冊目読了。臨床心理学を専攻する京都大学大学院教授の筆者が、聞き上手は練習次第でなることができるとし、そのポイントを説く一冊。 「聞くことは理解すること。音や言葉を聞くことは簡単だが、相手を理解することは難しい」「人の話を聞くことは、…