2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧
今年162冊目読了。家族社会学を専門とする中央大学文学部教授の筆者が、結婚・出産が回避される本当の理由に斬り込む一冊。 友人がSNSで薦めていたので読んでみた。なるほど、読みやすい上にわかりやすい。そして、少子化対策の根本的なズレもよくわかる。 …
今年160・161冊目読了。通産省の官僚から作家に転じた筆者が、信長の視点と光秀の視点から同じ事象を描く事で、織田信長という人物に迫る本。 これは、その着想と、実際の展開がとても興味深い。実際の社会でも、上司と部下の認識のズレは「あるある」なのだ…
今年159冊目読了。「言葉」「機械」などを重層的に扱う人気SF作家が、地球と異星体との戦いを通じて、人間というものを描き出すSF小説。 変なタイトルの本だなぁ、と思っていたが、読んでみたらこれがまぁ面白い面白い。圧倒的な筆致に、一気に引きずり込ま…
今年158冊目読了。立教大学経営学部教授と立教大学経営学部助教の二人の筆者が、ケースとデータで学ぶ「最強チーム」のつくり方を提唱する一冊。 中原淳先生の本は、どれも読みやすさに工夫がなされているのだが、本書も「人の学びを促す最もパワフルな要因…
今年157冊目読了。アメリカの進化生物学者で、ビンガムトン大学教授の筆者が、進化生物学が拓く新しい世界観を説く一冊。 話が骨太すぎて、本当に読むのに骨が折れた。が、それだけの価値はあると感じる。もちろん、門外漢の自分が読みこなせたかどうかは全…
今年156冊目読了。ペンシルベニア大学ウォートン校教授で、組織心理学者の筆者が、「誰もが『人と違うこと』ができる時代」をどう生きるか、を提言する一冊。 筆者は、オリジナルであることについて「オリジナルな人とは『みずからのビジョンを率先して実現…
今年155冊目読了。心理カウンセラー、中高の教員免許を持つ教育ジャーナリストの筆者が、男子校の先生からのアドバイスをまとめ上げた一冊。 まずは「21世紀のど真ん中を生きる男の子たちにいまどのような感性が求められているのかを明らかにしていきながら…
今年154冊目読了。アメリカのSF界の巨匠が放つ、圧倒的なボリュームと文脈、登場人物によって楽しませる一冊。 読み始めは、そのボリュームに圧倒されたが、細やかなプロットに基づき、人間と機械の共存、格差社会、など様々なことを考えさせられる。 小説系…
今年153冊目読了。毎日新聞編集委員から作家に転じた筆者が、黒部ダム建設に至る現場の苦闘をインタビューに基づいて描き出すドキュメンタリー。 これは、迫力満点。昭和31年という、まだまだ敗戦の傷跡が深い中で、復興、そして未来に向けて突き進んでいく…
今年152冊目読了。文化庁長官、京都大学名誉教授などを歴任した高名な心理学者である筆者が、心の影の自覚の重要性を鋭く指摘する一冊。 文庫本で読んでみたが、この中身の分厚さは相当なものがある。学びながら読み進める、という感じ。優れた大学の講義を…
今年151冊目読了。株式会社NASU代表取締役、株式会社VIEW代表取締役、前田デザイン室室長の筆者が、デザインの素晴らしさ、価値を伝える一冊。 これはとても興味深い。「デザインは『思考』と『造形』の掛け算」「勝てるデザインの特徴は①一撃で分かる②ポリ…
今年150冊目読了。早稲田大学文学学術院教授にして小説家の筆者が、現実に即した話から、非常に不思議な世界の話まで、その想像力と創造力で様々な話を織りなすオムニバス形式の一冊。 学生時代の畏友が薦めてくれたので、自分では絶対に手にしない本を読ん…