2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧
今年97冊目読了。インサイトフォース代表取締役の戦略コンサルタントが、「顧客体験」で差がつく時代の新しいルールを読み解く一冊。 わかりやすさを追求しているライトな本、という感じなのだが、やや定義することに追われている感じがして、いいことは書い…
今年96冊目読了。ご存知ベストセラー作家の筆者が、談合に巻き込まれる建設会社の若者の奮闘を描き、社会に対して問題提起をする小説。 これは面白かった。さすが池井戸潤、寝る間も惜しんで一気に読み切ってしまった。ストーリー展開も、ややご都合主義なが…
今年95冊目読了。行動科学者にして、スタンフォード大学行動デザイン研究所創設者兼所長の筆者が、「小さな変化がすべてを変える」ことを提唱する一冊。 分厚いが、これは興味深い。早速、少し取り組んでみたが、確かに習慣化が圧倒的に速くなる。 習慣につ…
今年94冊目読了。評論家にして同志社大学赤ちゃん学研究センター嘱託研究員の筆者が、共感はつながりを生むのか、苦しみをもたらすのか、を読み解く一冊。 かなり筆者が勉強していることはわかるし、丁寧に説明しようとしているのもよくわかる。ただ、それ故…
今年93冊目読了。アメリカ人ながら19歳で統一教会に入り、27か月メンバーとして活動し、その後脱会した筆者が、マインドコントロールの構造とその逃れ方を伝える一冊。 2022年に問題となっている統一教会。そこにハマった当事者である筆者(たぶん相当に頭が…
今年92冊目読了。美術史研究家の筆者が、名画の構造を読み解くことを提唱する一冊。 一時的に美術に興味を持ったことがあったので読んでみたが、なるほど、名画を見る時にこういった視点はなかったな… そもそもの絵画の見方について「無目的に見てはいけない…
今年91冊目読了。イタリア人作家にして、第二次大戦前後に左右を問わず自由の敵を批判し続けた筆者が、いかに国家権力を奪取し、またいかにそれを防御するかについて歴史的分析を行った一冊。 書籍としては古典に分類されるものであるが、2022年のウクライナ…
今年90冊目読了。現役指導棋士六段の筆者が、徳川幕府時代の名人・大橋宗桂から藤井聡太までの系譜を紐解く一冊。 さらりと将棋史を押さえられる一冊。全く趣味の本だが、新書らしくライトで読みやすかった。 将棋の起源がチャトランガであることは知ってい…
今年89冊目読了。法政大学文学部英文学科教授の筆者が、「させていただく」という言葉を通じて日本語と敬語のゆくえを考察する一冊。 言語学の部分は少しかったるいが、基本的に社会学的な指摘は面白く読めた。新書ではあるが、ちょっと重たい内容。 筆者は…
今年88冊目読了。ロンドン大学グローバルガバナンス研究センター教授の筆者が、グローバル時代の組織的暴力の本質を解き明かす一冊。 2001年、9.11前に執筆された本なのだが、2022年にもその洞察の鋭さは全く違和感のないものであり、筆者の慧眼に驚愕する…
今年87冊目読了。ベストセラー作家が、宇宙人の視点で日本と世界の矛盾を鋭く抉り出す小説。 三谷宏治お薦めの本は、やはり安定的に面白い。1960年代の小説とは思えないくらい、現代においてもその説得力は衰えていないのが凄いというか怖いというか…ぜひ、…
今年86冊目読了。いろいろな事情を抱えた大人の恋愛を描き出す小説。 なんかの雑誌で紹介されていたので読んでみた。人間の負の部分、背負った過去、という設定はなるほど面白いし、子どもが絡んでくるのも、アラフィフの自分には理解できる部分がある。 …た…
今年85冊目読了。ベストセラー作家による殺し屋三部作の三作目。 マリアビートルを読んでファンになったが、この本で更に心を掴まれた。スピード感あふれる展開、魅力的な登場人物、緻密な心理描写、そしてスカッとするラスト。これは本当に面白かった。 ネ…
今年84冊目読了。イスラエルのヘブライ大学歴史学部で教鞭をとる軍事史および戦略研究科の筆者が、21世紀になって戦争の定義が大きく変わった、ということを主張する一冊。 翻訳のせいなのか、けっこう読みにくい本なのだが、いわゆるクラウゼヴィッツの戦争…
今年83冊目読了。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の筆者が、心を動かすWork&Lifeのつくり方を提唱する一冊。 新書で読みやすいし、筆者の考え方は好きなのだが、いかんせん、さすがに事例が少なすぎる…筆者の考えをまったく知…