2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧
今年15冊目読了。イェール大学国際安全保障研究所所長の筆者が、組織内部の現場に焦点をあわせ、その活躍と技術革新、戦略思想の変遷を描いた大戦史。 歴史家は、とかくトップリーダーの決断・行動を重視し、そこに焦点を合わせて歴史を読み解こうとするが、…
今年14冊目読了。東京藝術大学大学院美術研究科教授、大正大学名誉教授、東京藝術大学大学院非常勤講師の筆者が、128件の国宝を紹介するという一冊。 「国宝は、制作の観点から見て、特に技術が優れているおの、または歴史的学術的芸術的に価値が高いもので…
今年13冊目読了。摂南大学経済学部准教授の筆者が、太平洋戦争に突入していった日本の意思決定について、昭和15年から17年にかけて活動した陸軍省戦争経済研究班、通称「秋丸機関」が作成した幻の報告書の謎を解いていこうという一冊。 この機関が置かれたの…
今年12冊目読了。詰将棋や次の一手の創作に定評のあるプロ将棋棋士が、詰将棋としては入門レベルの三手詰ながらも、どれも想定外の手順で詰ませる難問200題を掲載した一冊。 詰将棋とは、いわばパズルのようなものでもあり、普通はこれを「読書」とは言わな…
今年11冊目読了。株式会社中尾マネジメント研究所代表取締役社長にして、リクルートグループで数々のマネジメントを行ってきた筆者が、1on1、グループコーチング、AIツールを活用した最新型のOJTの手法を徹底解説する一冊。 学びを同じくする畏友が薦めて…
今年10冊目読了。Preffered Networks執行役員・最高マーケティング責任者の筆者が、行動経済学をビジネスや政策課題に応用するデューク大学教授に、人間の幸せの源泉と職場のモチベーションについてたずねた一冊。 「所得や学歴よりも『自己決定』が幸福感に…
今年9冊目読了。自ら被差別部落出身であることを明言しているノンフィクション作家である筆者が、異色の食文化とその背景に切り込む一冊。 Facebookで繋がっている会社の先輩が読んでいて、面白そうだと思ってコメントしたら「じゃ、あげるよ」と頂戴する、…
今年8冊目読了。神戸大学大学院経営学研究科教授と、ゴールドラット・コンサルティング・ディレクターの筆者が協力し、「自然にみんながやる気になる、過剰管理への対応」を理論と実務から解説していく一冊。 畏敬する先達がFacebookでシェアされていたので…
今年7冊目読了。文筆家の筆者が、過去の偉人たちの実例を紐解いて「すごい人ほどダメだった!」ということを解説する一冊。 子供向け(ルビが振ってある)だが、そのぶんイラストが多くて読みやすく、面白い。「偉人たちの失敗と、そこからどうやって復活し…
今年6冊目読了。立教大学経営学部長にして立教大学リーダーシップ研究所所長の筆者が、「チーム全員の影響力が職場を強くする」ということを提唱する一冊。 「シェアド・リーダーシップとは、簡単に言ってしまえば、職場の誰もが、必要なときに必要なリーダ…
今年5冊目読了。大阪市立大学大学院文学研究科教授の筆者が、東南アジア史のなかの第一次世界大戦を読み解く一冊。 どうしても、東南アジア史となると、日本人は自らが深くかかわった歴史的経緯から「第二次世界大戦」ばかりを重視してしまう(それ以前の時…
今年4冊目読了。リクルートマネジメントソリューションズ組織行動研究所所長の筆者が、自らの体験を交えながら、働く目的、就労観について考えることを促す一冊。 これは良書だ。自身も過剰適合で苦しんだ、という経験をつまびらかにする筆者の姿勢もさるこ…
今年2・3冊目読了。英国王立文芸協会フェロー、オックスフォード大学モードリン・カレッジ名誉フェローの筆者が、明日を切り拓くための人類10万年史を読み解く野心的な本。 人間が社会的学習に優れ、繁栄していることについて「大きな脳と模倣と言語自体では…
今年1冊目読了。サイモンフレイザー大学ビジネススクール教授とアメリカン大学公共政策大学院組織開発プログラム名誉上級研究員の筆者が、対話型組織開発の理論的系譜と実践についてまとめた一冊。 本書は「対話を通して、これまでの見方や前提、支配的な語…