今年81冊目読了。MP人間科学研究所代表の筆者が、周りを唖然とさせるその行動の根拠がわかれば改善策も見えてくる、と主張する一冊。 仕事上でいろいろと思うことがあるので読んでみた。確かに参考になる部分はあるなぁと思う。 出発点の大きな勘違いとして…
今年80冊目読了。栄養管理士の筆者が、東海道を実際に21日間歩いて、健脚を支える健康食のヒミツを考察する一冊。 20泊21日の500キロ徒歩旅行というところがまず凄い。そして、宿も「民宿系」に徹し、いわゆる「観光旅館」をとことん避けるところがまた面白…
今年79冊目読了。小説家にして書店経営者の筆者が、戦国時代のさまざまなエピソードに人間ドラマを創作していく一冊。 もちろん、史実を下敷きにしつつフィクションなので、「そうかもしれないなぁ」くらいの軽いノリで読むにはよいが、専門的に見ると…なん…
下半期に入ってきて、ちと疲れている…気合を入れ直すなら、やはり海軍飯(笑)。 このメニュー、昭和16年12月8日のめし。つまり、これを食って真珠湾攻撃に出撃したのだ。 流石に、鉄火巻きは出来合い(見切り品)としたし、松茸の代わりにエリンギを使った…
今年78冊目読了。戦史研究家にして工学者の筆者が、未来を見据える太平洋戦争文化人類学として研究をした一冊。 これまた畏友がお薦めしてくれた続編。この本も、非常に勉強になる。 前著に続き、筆者は陸軍の手厳しい。「ノモンハン事件の後、歩兵、機甲、…
今年77冊目読了。戦史研究家にして工学者の筆者が、現代に活かせる太平洋戦争の教訓を読み解く一冊。 畏友がお薦めしてくれたので読んでみたら、なるほど、これは引き込まれた。非常に勉強になる。 筆者は「病気も戦争も人を傷つけ、ときには死にいたらせし…
今年76冊目読了。京都産業大学教授、大阪大学名誉教授の筆者が、砂糖を切り口に近代史の流れをわかりやすく描き出す一冊。 畏敬する友人がお薦めしていたので読んでみたら、なるほど、これは良書だ。岩波ジュニア新書だが、大人が読んでも十分におもしろい。…
今年75冊目読了。旅行作家の筆者が、何日もかけて走破する列車を文字通り乗りつぶすという紀行文集。 自分も、海外の寝台列車は何回か乗ったことがあるが、それにしてもこれはすごい。 筆者が、長距離列車の旅について「そこには、時間単位で仕事をこなす生…
休養の日曜日に料理を作るとなると、やっぱりやりたいのは…海軍飯。ということで(?)鮭缶を使った簡単レシピ。 正直、見た目はまったく「映え」がない。…だが。味は間違いない。鮭缶の中身と小麦粉をごま油で炒め、天つゆで食べる、というだけなのだが、こ…
今年74冊目読了。株式会社インキュベータ代表取締役の筆者が、人と組織を巧みに動かす深くてさりげない21の技術を紹介する一冊。 畏友が薦めていたので読んでみたら、なるほどこれは納得の良書。もっと早く出会いたかった本だな… 筆者は仕事について「誰かの…
今年73冊目読了。100日間連続でXに毎日プログラミング作品を投稿した経験に基づき筆者が記した一冊。 畏敬する先達がお薦めしていたので読んでみた。こんな人がいるんだな…現代ならではで、過去の価値観に囚われている自分にとっては驚きでしかない。 AIの生…
今年72冊目読了。考古学者にして滋賀県立大学名誉教授の筆者が、豊臣秀吉の城郭について考察する一冊。 「信長と家臣団の城」の第二弾。これまた体系的に城郭発展の歴史が追えるので、城好きとしては非常に面白い。 秀吉の城の特徴として「惣構の出現は秀吉…
今年71冊目読了。エッセイストで画家の筆者が、世界の料理を食べ歩いた経験をもとに食の原則について考察した一冊。 自炊オッサンとしては、これはとても面白く読むことができた。 筆者は、この本を「イッパツで料理の一般的原理を発見し、それを知ったらあ…
今年70冊目読了。考古学者にして滋賀県立大学名誉教授の筆者が、織田信長を城郭という文脈で読み解く一冊。 城に興味を持っても、なかなかこのような文脈で書いてくれた本がないので、体系的な理解が難しいところがある。そんななかで、この切り口は非常に理…
今年69冊目読了。歴史作家の筆者が、小田原北条氏に仕えた調略を得意とする大藤一族の様々な知略を描き出す一冊。 これは面白い。歴史物としての面白さはもちろんのこと「いかに、人の裏をかくか」すなわち「人間心理を読む」という心理戦が凄まじい。ときに…
今年68冊目読了。静岡大学名誉教授にして日本城郭理事長の監修者が、今川・武田・徳川と井伊家の城取り合戦について掘り下げる一冊。 大河ドラマ「女城主直虎」の頃に書かれた本だろうな。城好きの自分にとっては面白い本だが、大河ブームが去った今、一般う…
今年67冊目読了。ノンフィクション作家である筆者が、自分の体感を交えて校正について考察する一冊。 文章好きの自分としては、これは考えさせられる。なんでもネットや生成AIに頼りすぎるからこそ、留意したいところだ。 筆者は、現代の状況について「通常…
今年66冊目読了。國學院大学教授から作家に転じた筆者が、全国30の古城名城にまつわる秘話裏話を、人の思いとともに描き出す一冊。 小話を、南から北へ。城郭好きとしては非常に楽しく読めた。ただ、城というだけでなく、そこには人間ドラマがある、という読…
最近、ホントに仕事に追われていた…ひと段落で取り組むのは…海軍飯(←何かおかしい)。 レシピには、結構、簡単なものも書かれている。そこで、「まぁ、これは作れるだろうな」という簡単メニューに取り組む。 味噌というのが万能調味料だということを痛感。…
今年63〜65冊目読了。歴史作家の筆者が、大久保一党の徳川家康に使える必死の進退を描き出す物語。 久々にがっつりとした小説を読んだ。大久保一党のそれぞれの思いの交錯が心を打つ。 武士というより人としての心構えに関する記述があちこちに散りばめられ…
色々とバタついていて、自炊が雑然となっていた自覚はあるが、切り回しを優先していた…静養の1日に、海軍飯で自炊。 牛肉ノ玉子とじ、このレシピなら絶対美味しいよな、という想定どおり美味しい。ただ、自ら作ったか?と考えると、海軍飯が役に立つ。 つい…
今年62冊目読了。元外務省主任分析官にして作家の筆者が、50代に対して『いまある武器をどう生かすか』を提唱する一冊。 筆者自身が「50代になってから仕事も人脈もかなり絞り込まれた。そうしないと、余計なことに時間を使わされてしまう」と述べるだけあっ…
今年61冊目読了。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする明治大学文学部教授の筆者が、50歳から人生に勢いを取り戻すことを提唱する一冊。 筆者は「人生後半は、もっともっと、自分のために生きていい。『仕事』も自分のためにしよう。好きなもの…
今年60冊目読了。テレビディレクター、プロデューサーの筆者が、仕事での正しい正義の使い方について書き著した一冊。 これはすごい。書いてあることは「『どうすれば仕事がうまくいくか』ということよりも『どうすれば善く生きることができるか』に主眼を置…
今年59冊目読了。川崎市市民ミュージアム学芸員の筆者が、「名物」が語る日本近代史を読み解く一冊。 観光に携わるものとして、確かにおみやげ需要は見逃せないものがある。その歴史を、こんな形で読み解くのか!と驚いたり、感心したり。なるほどなぁ… 筆者…
今年58冊目読了。歴史小説家の筆者が、自分なりの価値観で新たに専属時代の歴史像・人物像の再定義を提案する一冊。 なるほどこれは面白い。筆者の主張「大航海時代という地球規模の変動の波は、鉄砲伝来やフランシスコ・ザビエルの来日という形で、極東の日…
今年56・57冊目読了。歴史作家の筆者が、築城の名手にして戦国を渡り歩いた名将・藤堂高虎の生涯に迫る一冊。 伊賀上野城を訪れ、その見事さに感動したので読んでみた。非常に生き生きとえがかれている人生、そして苦悩。もちろん歴史小説なのでフィクション…
今年55冊目読了。公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン代表理事の筆者が、日本社会の子どもたちの格差を『体験』という切り口で分析する一冊。 実際に子育て真っ最中の自分にとっては、非常に強く感じる部分であり、個人でどうこうなる世界ではないなぁ…
今年54冊目読了。経営学の教授にして講演家の筆者が、最先端のサイエンスとリーダーシップを融合して考察する一冊。 やや難解ながら、本当に大事なことを伝えている感は強く受け止めることができる。突飛な組み合わせに見えても、実は根底で繋がっている、と…
自炊オッサン故に、大好きなNHK-Eテレ「名将たちの勝負メシ」。ゴッホが名将?かは置いておいて、その飯を作ってみる。 ちょっとだけ取り分けたのが、ゴッホが食べていたヒュッツポット。なぜ取り分けたか?…それは、ぶっちゃけ「美味しくない」から。玉ねぎ…