世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【読了】中原淳「女性の視点で見直す人材育成」

今年16冊目読了。立教大学経営学部教授にして、立教大学経営学部リーダーシップ研究所副所長の筆者が、だれもが働きやすい最高の職場をつくることを提唱した一冊。〈お薦め対象〉 経営者、人事担当者、そして働くすべての人 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★★★…

【読了】見城徹「読書という荒野」

今年15冊目読了。元角川書店取締役編集部長にして、幻冬舎社長の筆者が、読書によって可能になる深い思考を通した読書と人生の関係を書き記した一冊。〈お薦め対象〉 今の時代を生きるすべての人(読書好きも、そうでない人も) 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★…

【読了】太宰治「斜陽/パンドラの匣」

今年14冊目読了。太宰治の名作のうち、映画化した2作をまとめた一冊。まず、斜陽。貴族階級の没落という、まさに太宰自身が歩んだ道を描き、じわりじわりと真綿で首を締めるような息苦しい展開が続く、と思っていたら、終盤に一気に加速。そして、まったく想…

【読了】諸富祥彦「あなたのその苦しみには意味がある」

今年13冊目読了。明治大学文学部教授にして、日本トランスパーソナル学会会長の筆者が、人生の捉え方、人生との向き合い方を書き記した一冊。〈お薦め対象〉 人生に疲れた人、悩んでいる人 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★★★ 〈実用度(5段階評価)〉 ★★★★★自…

【身体メンテナンス:開脚にも挑戦。】

先日、学生時代に中国に行った仲間(20年過ぎてもまだ続いている!)と新年会をした際に、筋トレの話から・体の柔軟性も大事。でも、開脚なんか全然できない。という話題に。確かに、自分も10代には人並みに柔らかかったが、今は見る影もない。筋トレ前にス…

【四週目:身体メンテナンス】

毎週、負荷のレベルを上げていく、というのは、自分の筋力の向上を実感できるので、キツいが気持ちいい。人間、すぐに飽きるからなぁ…・1/21 ストレッチ12項目と、腹を凹ますプログラム2項目、全身引き締めプログラム3項目、ねこ背を治すプログラム2項目、下…

【国宝こぼれ話:千円札と富士山と。】

毎週、お札をテーマに国宝を紹介してきた。ということで、残るは千円札…なのだが、実は国宝が描かれていないのだ…ということで、千円札を切り口に、「え、そうなの?」という話をば。 千円札の裏に描かれているのは、ご存知、富士山。これは、本栖湖で岡田紅…

【読了】太宰治「人間失格」

今年12冊目読了。巨匠・太宰治が自らの人生を映し出すようにその苦悩を小説化した超名作。さすがに、これはかつて読んだことがある。その頃は今ほど人の心理や真理に興味が薄かったため、ただただ「陰鬱で、すごく暗い気持ちになる小説だなぁ」というのが本…

【読了】太宰治「新ハムレット」

今年11冊目読了。巨匠・太宰治が、名作ハムレットを大胆に置き換えることに挑戦した一作。小説好きの名古屋時代の朋友から勧められて読んだのだが、これが実に面白い。どうしても、ハムレットはイギリスの文化を知らないと読み切れない、という感覚があった…

【読了】メアリー・シェリー「フランケンシュタイン」

今年10冊目読了。とにかく有名だが、実際に読んでみると、色々と思うところあり。これは、クローン技術などが発達した今だからこそ一度読むべき本だなぁ。副題の「あるいは現代のプロメテウス」も、示唆がある。<フランケンシュタインあるある> ・筆者がわ…

【少し手を加えた男の二人飯。】

休みで、息子が弁当なし・嫁は所用で外出なので、二人飯。<昼食> ・きつねそば ・ツナと大根、ブロッコリー茎のマヨポンサラダ 所要45分。昼にしては手がかかりすぎではあるが、ま、久々の料理で、ストレス解消にもなるし。「適当でそれなり旨い」を脱する…

【考察:奄美・琉球諸島の世界遺産登録の目的を問う】

「奄美・琉球諸島の世界自然遺産登録へ向け、来月の推薦書提出」が閣議決定された。順調にいけば、2020年に世界遺産委員会で審議され、登録されることとなる。ただ、これを伝えるマスコミの姿勢にはだいぶ疑問を感じる。「なぜ、これが世界遺産候補なのか」…

【初見の重たい定例業務。】

今取りかかっている重たい仕事が、とんでもなく骨が折れる…初めてやる仕事で、かつ引継が非常に…という状態からだと、本当に苦しい。《ポイント》 ●疑問の「聞き先」を押さえる なんでも、「初めての仕事」は、疑問だらけになる。一定量は、マニュアルがあれ…

【読了】福田直子「デジタル・ポピュリズム」

今年9冊目読了。アメリカとドイツに30年在住経験のあるジャーナリストの筆者が、操作される世論と民主主義を書き記した一冊。〈お薦め対象〉 選挙権のあるすべての人 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★★☆ 〈実用度(5段階評価)〉 ★★☆☆☆自分の問いは3つ。 『イ…

【三週目:身体メンテナンス】

体幹トレーニングとは、まさに身体の幹となる部分を鍛えるもの。何となく、体に芯が通ってきた感じがある。・1/14 ストレッチ12項目と、腹を凹ますプログラム3項目、全身引き締めプログラム3項目、ねこ背を治すプログラム2項目。 全身引き締めプログラムがキ…

【身近?な国宝:二千円札】

西暦2000年を記念して登場した二千円札。もちろん、今も使えるのだが、目にすること、すっかりなくなったなぁ…そして、沖縄サミットのタイミングでもあったため、守礼門が描かれていることを覚えている人はかなりいるだろうが、じゃ、裏はなんだっけ?という…

【不安に飲み込まれるということ。】

職場の同僚に、物凄く不安症な人がいる。自分の手の及ばない事について「ああでもない、こうでもない」と思い悩み、挙げ句「寝られない、腹痛い」と健康までダメージを受ける状況。こういった人の思考の特性について、考えてみた。《ポイント》 ●不安の暴走…

【読了】ポー「黒猫/モルグ街の殺人」

今年8冊目読了。推理小説の礎ともいうべき著者の代表作。実は、子供のころに「モルグ街の殺人」は読んだことがある(いまだに、挿絵をリアルに思い出せるくらいだから、相当インパクトあったんだろう)。なので、「答え」は知っていたのだが、改めて読んでみ…

【読了】シェイクスピア「ロミオとジュリエット」

今年7冊目読了。苦悩に運命づけられた純愛と、その悲劇の結末はあまりにも有名。これは若い頃に読んでおいたほうがよかったな…と思いつつ、40過ぎて読んでみた。なるほど、こういう話だったのか、という感想を抱きながら、ロミオとジュリエットの純愛に「へ…

【読了】シェイクスピア「ヴェニスの商人」

今年6冊目読了。これまた言わずと知れた、シェイクスピアの名作。四大悲劇を読み通した後だからか、「なんだよ、シェイクスピア先生、ハッピーエンドも描けるんじゃん」というのが正直な感想(←ひでぇ浅さだ)。でも、その中に、しっかり「友と愛、どちらを…

【読了】シェイクスピア「リア王」

今年5冊目読了。これまた説明するまでもない、シェイクスピア「四大悲劇」の一つ。世の無常(無情)、正直の持つ傷つきやすさ、それに伴う悪徳の栄えとしっぺ返し。それでもやはり、最後は報われない悲劇的結末。「いやいや、シェイクスピアさん、もうちょっ…

【通勤時間の活用。】

先日、社内の人から「いっつも忙しいのに、どうやって資格の勉強したり本読んだりしてるんですか?」と問われた。それなり長い通勤時間を活用、というのが答え。 この活用と、それを妨げる罠について考えてみた。《ポイント》 ●いったん定義をすると、変化さ…

【読了】シェイクスピア「マクベス」

今年4冊目読了。これまた説明するまでもない、シェイクスピア「四大悲劇」の一つ。なるほど、シェイクスピアの巧みな修辞と、人間の愚かさの描き出しが散りばめられており、マクベス夫人の堕ちていく様、マクベス自身の不義に不義を塗り重ねていき、偽りの自…

【二週目:身体メンテナンス】

キツいながらも、11月に1カ月筋トレしていたことから、12月のサボりがあってもリズムができてきたので、レベルアップ。・1/7 ストレッチ12項目と、お腹を凹ますトレーニング3項目、身体を引き締めるトレーニング4項目。 …をい。これでよく「きつくないのに…

【身近な国宝:五千円札】

盲点に、国宝あり。今回も、お札から。皆さん、五千円札の裏には何が印刷されているか、わかりますか?…なかなか瞬時には、答えられませんよね。見てみればわかる…ん?なんだこれ。 これは、カキツバタ。そして、これこそ、国宝なのだ。しかも、「国宝の中の…

【読了】シェイクスピア「オセロー」

今年3冊目読了。これまた説明するまでもない、シェイクスピア「四大悲劇」の一つ。これは本当に傑作だ。人の心というものは、猜疑心という水滴が一滴零れ落ちるだけで、どこまでもどす黒く染まっていく。しかし、そんな中でも「人を信じたい」という思いが猜…

【読了】シェイクスピア「ハムレット」

今年2冊目読了。中身については紹介の余地すらない、シェイクスピア四大悲劇のうちの一つ。「あらすじはだいたい知っているが、読んでいない」という自分のようないい加減な人間にとっては、実際に読むことの大切さを思い知らされた。とにかく、人の心の移ろ…

【読了】チャディー・メン・タン「サーチ・インサイド・ユアセルフ」

今年1冊目読了。元グーグルフェロー、自己開発責任者の筆者が、仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法を書き記した一冊。 〈お薦め対象〉 自己の能力を開花させたいすべての人 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★★★ 〈実用度(5段階評価)〉 ★…

【リリーフ飯、娘に評価される】

今日はてんこ盛りの用事をこなしていくために、昼食は休みの自分が子供達と食べることに。息子(5歳)は何でも「おいしい」と言って食べてくれるので助かるのだが、娘(8歳)は「普通」とか、なかなか容赦ない(涙)。でも、腐っちゃいかん。食材から、簡単…

【身近な国宝:一万円札】

国宝についてブログで書くと宣言した「初投」は、やはり運気の面からも、これだろう。「一万円札=福沢諭吉」は、言わずと知れた等式。では、裏面について、パッと思いつく人はどれだけいるだろうか?「雉、じゃなかったっけ?」と思った方は、記憶が古い。2…