2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧
今年33冊目読了。図書館の起源と、その発達について書き著された書物。 記述が詳細すぎるので、読んでいて疲れたのが事実なのだが、図書館ユーザーとしてはかなり興味深いことが多数書かれていて、面白い。 本の始まりについて「ナイル川の土手沿いにパピル…
今年32冊目読了。ベストセラー作家の筆者が、北条政子の人生を通じて鎌倉初期を描きつつ「一人の女性」である主人公の心の揺らぎを描き出す一冊。 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に感化されて読んでみたが、主人公が「北条政子を、一般的な女性として描こう…
今年31冊目読了。フリュー株式会社ガールズトレンド研究所所長にして、プリントシール機のヒット商品を多数企画した筆者が、若年女性への売り方を惜しげなく教える一冊。 仕事上、「若い女性」というマーケットを狙いつつ、なかなかオジサンである自分の感覚…
今年30冊目読了。ベストセラー作家の筆者が、奇跡と呼ばれたキスカ島救出作戦と、それに関わる人々の思惑や心情の交錯を描き出す一冊。 これは凄い。事実としては知っていたが、アッツ島の玉砕に比べ、キスカ島においては樋口季一郎中将、そして木村昌福司令…
今年29冊目読了。ベストセラー作家が、2・26事件へのタイムスリップと、そこでの「やり直し」という不思議なテーマで人間の深層を抉り出す一冊。 これまた三谷宏治お薦めで読んでみたが、本当に面白い。恩田陸は、モノによって読後のモヤモヤ感が激しいもの…
今年28冊目読了。東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻准教授の筆者が、仕事の最前線での取り組みに入り込みながら、無駄の削減について考察する一冊。 最初はダラダラと「無駄の定義」がなされ、途中からトヨタ方式ばかりか…と思って読んでいたが、…
今年27冊目読了。 創価大学文学部教授の筆者が、なぜ頼朝の血は三代で途絶えたのかを解き明かしていく一冊。 これも大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にハマっているが故に読んだのだが、やはりこの時代はなかなか面白い。源平合戦だけではなく、その後のドロドロ…
今年26冊目読了。 創価大学文学部教授の筆者が、北条得宗家側からではなく後鳥羽上皇側にも立ちながら、歴史を紐解いていく一冊。 大学時代の友人(超読書家)から薦められて読んだが、なるほどこれは面白い。本郷和人「承久の乱」よりも後鳥羽側についてい…
今年25冊目読了。ケンブリッジ・アナリティカとフェイスブックによるデータの悪用を暴露したことで「ミレニアル世代最初の内部告発者」と呼ばれた筆者が、人の感情を支配し行動を操るソーシャルメディアの裏を暴き出す一冊。 なにせ、自らが犯罪行為に手を染…