2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧
コロナ禍で、様々なものが今までとは違う流れになってしまっている。読書も、その流れになっている一つ。 …で、コロナ禍によって、Evernoteメモに記している「読みたい本リスト」が119冊(!)と、過去最高を更新してしまった。 <インプット>・ブックカバ…
今日は、「人材開発」という切り口で実施された人事系のオンライン読書会に参加した。読書という行為は、「自分と著者との対話」である、と何かの本に書いてあったが、読書会に参加することは、またそれとは違った深まりを見せてくれる。 ●同じ本に対して、…
今年51冊目読了。33歳にして夭折した戦前・戦中の天才作家が命を削りながら残した短編名作集。 元来、小説はあまり読まない。しかし、この本は別だ。「名人伝」は、高校時代に教科書で読み、「訳わからんなぁ」と思いつつも妙に惹かれた記憶がある。それから…
今年50冊目読了。京都大学教授(動物行動学)から、総合地球環境学研究所初代所長に就任した著者が、自然の魅力と見方を平易に伝えるエッセイ。 人間の特性として「解明して得にならないことがわかっていても、つい探ってしまう、探らなくてはいけないという…
ブックカバーチャレンジをきっかけに、本棚に置きっ放しの「スポーツ関係」本を読んでみて、気づいたこと。 ●記憶は美化される。 マリーンズファンなので、2010年、パリーグ3位からの大逆襲で下克上による日本一を成し遂げた監督・西村徳文「和の力」は、当…
ブックカバーチャレンジや、オンライン読書会をきっかけにして、何冊かの本を再読する機会を得た。まぁ、新型コロナウィルス(COVID-19)の影響で図書館での本の借受ができなくなった、というのも大きい要素ではあるが、ともあれ、本の再読の意義を改めて痛…
今年49冊目読了。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授の著者が、「勉強とは、これまでの自分を失って、変身することである」という勉強論を述べる一冊。 2年前に図書館で借りて、その内容に衝撃を受けて即購入した本。先日、オンライン読書会で紹介す…
今年48冊目読了。オーセンティックワークス代表理事にして、オットー・シャーマー博士「U理論」を翻訳した著者が、難解極まりない「U理論」をわかりやすく読み解くことを目指した入門書。 …と言いつつ、600ページを超える書籍の入門書が429ページあるという…
今年47冊目読了。日本中世史を専門とする静岡大学名誉教授が、日本史に輝く至宝である国宝の謎と物語を、豊富な写真を交えて紹介する一冊。 学校の日本史レベルを理解していれば、しっかりと頭に入ってくるように工夫されており、また、写真が豊富なので「あ…
今年46冊目読了。NHKの番組制作ディレクターにして、世界遺産検定マイスターを保有する著者が、世界遺産への過剰な期待、大いなる誤解について書き記した一冊。 ブックカバーチャレンジが回ってきたので、「世界遺産から何か一冊…」と思って選んだ本。初読の…
今年45冊目読了。東京大学総合教育研究センター准教授(当時)の筆者が、100年ライフを生き抜くスキルを書き表した一冊。 ブックカバーチャレンジが回ってきて紹介したので、2年ぶりに再読。なるほど、今このタイミングで読むべき一冊だったなぁ、と痛感。 …
今年44冊目読了。史上最強と謳われるロシアのチェスプレイヤーにして政治家の筆者が、チェスを通じた人生哲学を明かす一冊。 ブックカバーチャレンジが回ってきて紹介したので、4年ぶりに再読。やはり、良書は改めて読んでみるとその価値がわかる。 どうも、…
今日は、朝から読書会。名古屋単身赴任時代に、ちょくちょくお邪魔していた老舗の読書会があったが、関東に戻ってきてから、当然ではあるが全然参加できておらず。しかし、コロナ禍によってオンライン開催となったので、参加させていただいた。 <メリット>…
SNS上で流行しているブックカバーチャレンジ。招待をいただき、やってみた。 目的とルール●読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する●本についての説明はナシで表紙画像だけアップ●都度1人のFB友達を招待し、…
昨日、オンライン飲み会第二弾。今回は、会社の同期3名と4人でやってみた。 <オンライン飲み会の特性>・双方向で盛り上がれる。・即時性がある。・対話のボールが拡散しにくく、話し手が集中しがち。・場の空気感が掴みにくい。 ということは、前回のオン…
ブックカバーチャレンジで、15年前のスポーツ関連書籍を読んでみた。懐かしいのもさることながら、なかなか衝撃を受けた。 読んだのは、伊藤伸一郎「バレンタイン監督の人材活用術」。低迷するロッテ・マリーンズを劇的に変えた男の指導法、というサブタイト…
今年43冊目読了。東京大学教授を経た東京大学名誉教授が、20世紀哲学の金字塔を構想したウィトゲンシュタインの波乱に満ちた生涯と思想の真髄を解き明かした一冊。 とにかく、ウィトゲンシュタイン自身の数奇な人生、その変人っぷりに驚かされるとともに、そ…
今年42冊目読了。神戸大学大学院医学研究科教授にして、感染症の専門家である筆者が、感染症対策の鉄則と今回の新型コロナウィルス対策について述べた一冊。 ダイヤモンド・プリンセス号へ乗り込んで、その内情を告発した動画などにより賛否両論の著者。しか…
今年41冊目読了。東京大学名誉教授(科学思想史専攻)の著者が、古代以来のペストの流行を辿りつつ、14世紀に大流行したペストがヨーロッパ中世の崩壊をもたらした経緯を明らかにする一冊。 全般的には「教授が自分の専攻分野についてつらつらと述べる」形の…
新型コロナウィルス(COVID-19)が流行していることから、ダニエル・デフォー「ペスト」とカミュ「ペスト」を読んでみた。その2冊を読み比べて、感じたこと。 <ダニエル・デフォー「ペスト」の特徴>・事実ベース。 →とにかく、死者数を含めて数字など、事…