今年の年末年始は、曜日配列により休みが長かった。こういう時に溜まったメールをどう見るか。昔仕えた厳しい上司の教えを今でも守っている。
《ポイント》
●最新のメールから読め。
その上司から言われたのは「古いメールから時系列に読むんじゃない。事柄は動いているから、新しいメールから遡って読め。」ということ。確かに、これをやるようになって、「なんだ、読み進めたら、この問題は解決済みじゃないか!」というように無駄な気を揉む事がガクッと減って、長期休暇後の立ち上がりが良くなった。
●せっかちは、仕事上は有利に働く。
この厳しい上司、本当にせっかちだった。自他共に認めるレベル。
しかし、その姿勢が、新たな解決策を生んだのであれば、せっかちは有利に働く、ということだ。…ま、当時「せっかち爆撃」を何度も喰らっている時にはとてもそうは思えなかったが…
《問題の所在》
●人間は、つい慣れた方法に流される。
学校教育でもそうだし、報告書もそうだが、「わかりやすいのは時系列」とたたき込まれがち。
しかし、メールが積み上がっている状況では、慣れた方法よりも「速い方法」で処理する方が間違いなく合理的。
今まで、かなりの人にお勧めしたが、それでもやっぱり慣れ親しんだ「時系列」から離れない人が一定数いた。そして、往々にして、そういう人は仕事が遅い…
慣れ親しんだものがベストではなく、最初は気持ち悪くても、変える挑戦をしてベストを目指す。その姿勢が必要だなぁ、と感じる。それは、小さい事であろうとも。
自戒の念を込めて。