世界遺産マイスターKの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター保有の読書好き。世界遺産×書籍という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【一週目:身体メンテナンス】

メモして、サボらないように。

・11/12
ストレッチ12項目と、お腹を凹ますトレーニング6項目。
これはキツい!腹筋プルプル。しかも、身体も固くなっている(直立体前屈で、辛うじて指が全部床につく程度。開脚は100度ほど)。ストレスもさることながら、これは疲れやすいわけだ。

・11/13
ストレッチ12項目と、お腹を凹ますトレーニング6項目。
既にして筋肉が悲鳴を上げている。情けない。他方、腹筋しかやってないのに、何故か少し背中を張る(姿勢を良くする)意識が出てきた。

・11/14
ストレッチ12項目と、お腹を凹ますトレーニング6項目。
相変わらずキツい。でも、昨日に引き続き、腰が安定してきた感じ。まだ3日なんだけど…ま、負荷は大きいからなぁ。

・11/15
ストレッチ12項目と、お腹を凹ますトレーニング6項目。
まだまだキツいが、ようやく最大限の回数をこなせるようになった。あと、変な話だが、お通じが良化した。インナーマッスル鍛えることとの連動か?

・11/16
ストレッチ12項目と、お腹を凹ますトレーニング6項目。
少しずつ「筋肉プルプル」が解消してきた(笑)。腹はなかなか凹まないが…

・11/17
ストレッチ12項目と、お腹を凹ますトレーニング6項目。
キツいのはキツいのだが、だんだん慣れてきた感はある。やはり、継続は力なり、ということか。

・11/18
ストレッチ12項目と、お腹を凹ますトレーニング6項目。
手順も頭の中に入ってきて、終わってからのたうち回ることもなくなってきた。引き続き、負荷は大きいが。

〈一週間の成果〉
腹囲:-2.0cm
体重:-0.5kg
…まぁ、良化はしたが、誤差の範疇。一週間ではそんなもん、か。書籍ではステップアップを勧めているが、まずは腹をもう少し締めないと…

【読了】大嶋仁「メタファー思考は科学の母」

今年62冊目読了。福岡大学名誉教授にして、日本比較文学会及び国際比較文学会理事の筆者が、思考と文学、科学のかかわりについて書き記した一冊。
 
〈お薦め対象〉
文学、思考に興味のある人
〈お薦め度(5段階評価)〉
★★★★☆
〈実用度(5段階評価)〉
★★☆☆☆
 
自分の問いは3つ。
『人間の思考の特性は何か?』には「多様で雑多な世界を少しでも理解するため、相似形にもとづく分類を用いる。知らずに物語をつくり、さらにその物語が物語として成り立っているかをチェックする。身体を用いて行動しながら世界の事物を認知し、自身の身体の動きを知らずに事物に当てはめる」。
『日本人のユニークさとは?』には「自分たちは周縁であり、外国から学んで成長するという意識の上に成り立つ。生命、自然中心の文化であり、原始性に強く執着する。日本文学は、人間関係より、自然あるいは自然と人間の結びつきのほうに向く」。
『何に留意をして生きるべきか?』には「神話を持つことは自然だが、それについて自己批判能力を失わない努力が必要。日々の生活の中で忘れ去られた記憶をよみがえらせたとき、人は自身の生の意味を確認できる。大切なのは、自己表出ではなく、自己が他者とともに立つことのできる共通の場をつくること」。
 
上記だけでなく「人間は事実の世界で満足できない、あるいは事実を受け入れることが苦手」「欲望を持つほど、所有できると信じているものが失われるとつらい」など、なかなか洞察が鋭く、面白い。ただ、自分の興味の分野に適合したから読み進められたという側面は否めず、上記「お薦め対象」以外の人が読んでも、なんだかチンプンカンプン、という読了感になってしまうかも。
 
興味があれば、一読をお薦めしたい。

【世界遺産検定マイスター繋がりの影響力。】

世界遺産検定マイスターと繋がっていると、先日受検した国宝検定のみならず「夜景検定」やら「城郭検定」やら、果ては「天文宇宙検定」(!)まで、ありとあらゆるチャレンジの情報が入ってくる。そこから、考えてみた。

《ポイント》
●付き合う人達が、自らの可能性を左右する。
流されて生きていると、どうしても「類似した人」とばかり付き合うようになる。そうすると、常識が凝り固まり、自らの可能性が知らず知らず(←ここが怖い!)狭くなっていく。
他方、意識的に異質なチャレンジをすると、付き合う人達が広がり、自身の基盤と異なる価値観と触れ合えるので、常識が柔らかくなり、幅が出る。これは、知らず知らず自らの可能性を広げる効用がある。

●何かに突き抜けた人は、異質な刺激をもたらす。
世界遺産検定マイスターと話していると「一つの分野に突き抜けた人は、別の世界が見えるのか、様々な面で異質なパワーを発揮している」ことを痛感する。そして、それは大いに刺激になる。

《問題の所在》
●人間は、相対評価しかできない。
人間は、己のことを絶対評価することは絶対にできない。他者という物差しとの差異によって、己の実力を測るのだ。しかし、ここに『罠』がある。比較すると、不足に目が行き、そこを補おうとする脳の働きが「あの人より劣っている!」という劣等感を生み、自分の適性に合わない努力に向かわせる。

比較で感じるべきは「エネルギーの発揮の仕方」。他者がどの検定を受けていようが、それはそれ。ただ、自己研鑽のエネルギーは刺激として、自らの新たなチャレンジの起爆剤とすればよい。

自戒の念を込めて。

【読了】諸富祥彦「本当の大人になるための心理学」

今年61冊目読了。明治大学文学部教授にして、日本トランスパーソナル学会会長の筆者が、心理療法家が説く心の成熟を書き記した一冊。

〈お薦め対象〉
成長、成熟に興味がある人
〈お薦め度(5段階評価)〉
★★★★★
〈実用度(5段階評価)〉
★★★★★

自分の問いは3つ。
『人間の成熟を妨げるものは何か?』には「若々しく元気で活躍することばかり重要視される世の中の風潮。人に嫌われたら価値がないと思い込む雰囲気。ITの迅速なスピードに無理やり脳を合わせている」。
『成熟とはどのような状態か?』には「自分の感情を内面に保持できる。多様な視点と寛容さを持っている。自分はいつ死ぬかわからないと自覚し、自分本来の可能性に気づいている。」。
『成熟するためにはどうすればよいか?』には「内面に軸を置いた生き方へと転換する。人生のプロセスで運ばれてくる運、縁、チャンスを大事にして、計画や目標にこだわりすぎない。一人の静かな時間に、自分の内側から聞こえてくる小さな声にていねいに耳を傾ける」。

U理論を中心に、学び、実践していることがわかりやすくまとまっている感じ。新書なので、ハードルが低いのもいい。ただ、中身は骨太。「人は、喪失や諦めなしには成長できない」「人は生まれる前から死んだ後まで絶対的に孤独」など、鋭い言葉が飛ぶ。

他方、生きる構えとしては、大人の哲学として「人はわかってくれない。人生は思い通りにならない。人間は本来一人」や、心の器を鍛えるために「人生を本気で生きる。深く自己を見つめる。深く語り合う」や、中高年の残り時間を大切にするために「ひとつひとつの仕事を、心を込めて行う。愛する人たち、大切な人たちとの時間を持つ。日々を味わいつくす」など、非常に深い洞察。

読みやすさを含めて、人生を生きるうえでの一読をお薦めしたい。

【身体の再メンテナンス。】

東京勤務になってから4か月以上経ったが、不規則な勤務と、それに伴う食リズムのズレにより、一気に体重が4キロ増えてしまった。しかも、腹囲は(満腹時とはいえ)84センチと、メタボにリーチの値まで来てしまった。

このままではいかん!と、筋トレを始めることに。もちろん、読書オタクとしては、まず読書から(笑)。

…ということで、木場克己「1週間で腹を凹ます体幹力トレーニング」を読んで、実践に移すことに。目指せ、1ヶ月で腹囲70センチ台。


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※それにしても、なんで、帯に「キャプテン翼」のキーパー・若林源三が大人になったようなイラストが出ているのか。

往々にして、こういう努力は三日坊主になるので(汗)、一週間ごとに記録に残すことに。オッサンのダイエットなんぞに興味のない人がほとんどなれど、「この筋トレはこう役立つ!」という助けになるかもしれん。まずは、やってメモすることから。

しかし、帯の煽り文句「きつくないのに確実にスッキリ!」は、まぁ、ウソだよね。きつい負荷をかけないと、筋肉は増強されないんだから(笑)。

【読了】武邑光裕「さよなら、インターネット」

今年60冊目読了。メディア美学者にして、QON Inc.ベルリン支局長の筆者が、欧州発のGDPRがネットとデータをどう変えるのかを書き記した一冊。

〈お薦め対象〉
ネットに関わっているすべての人(→ま、すべての現代人と言ってもいいレベル)
〈お薦め度(5段階評価)〉
★★★★★
〈実用度(5段階評価)〉
★★★☆☆

自分の問いは3つ。
『これまでの世の中の流れのトレンドは?』には「個人データのデジタル化が、人間生活の商業的利用を容易にし、拡張・加速する。近代社会の急速な都市化がプライバシーを強固にし、個室と電気がプライバシーを人権にした。多くのプラットフォームは、ユーザーの行動追跡アルゴリズムによって、個人データから莫大な経済的価値を引き出す方法を成熟させ、ユーザーを監視する」。
『今のインターネットの何が問題なのか?』には「個人データの蒐集とそこからの錬金術が、データポリティクスやサイバー犯罪に転用されるリスクが大きい。SNS内では、同質性に基づく閉じたシステムの内部で情報や信念がコミュニケーション・反復され、増幅・強化される。情報技術を通じて個人を体系的に監視することを可能にし、大規模な監視資本主義が実行される舞台となった」。
『今後はどうあるべきか?』には「グーグル、フェイスブックの所有する莫大な個人データを公共インフラとして再構築する。個人が自らの意思で、企業に個人データを提供できる基盤整備。データ保護文化を世界に伝播させる」。

確かに、便利さに隠れて個人データが都合よく使われ、金に化けているのは感じる。他方、欧州発でそれに対する規制があるのは知っていたが、その背景の考え方まで理解できるので、非常に助かる。他方「GDPRは、主民主権とともに、ヨーロッパの復権を内蔵する」と言及されると、何やら怖い感じもする。

何にせよ、「最初に私たちは道具を作る。次に、道具が私たちを形作る」「わたしたちが求めるものが私たちを台無しにする」という過去の名言が、実に不気味に響く。ネットは便利であるが、他方、どのような危険を孕んでいるのか。また、どうすればよいか。考える機会になる良書だ。

【興味を広げると、興味が広がる。】

先日、国宝検定を受けて、絵画への興味が出てきた。絵画にも、背景の歴史あり。このへんは、国宝の勉強でベースができたからこそ。


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…でないと、こんな本、読まんって。


《ポイント》
●既視感と、未知感の適度な取り合わせは受け入れやすい。
人は、全く未知なモノには興味が湧かない。むしろ、敬遠する気持ちが出る(生命の危機を迎えないためには、無闇にリスクを取らない方がいい)。他方、完全に知っていると、飽きてしまう。適度に知っていて、でも知らない部分がある。そうすると、挑戦しようという気持ちが出てくる。

トリビアは、「自分の常識の、少し奥」に。
ちょっとした豆知識は、往々にして「少し踏み込んだところ」にある。あまりに踏み込みすぎるとマニアックになってしまうし、全く踏み込まないと「当たり前」すぎる。そして、適度な「へぇー?!」は、脳味噌にはプラスに働く。

《問題の所在》
●異質には、意図しないと触れられない。
人間の脳は、「見たいものしか見ない」という特性がある。そうでないと、日々の情報処理が追いつかないし、省力化という名の手抜きをしたいから。
しかし、それに流されると、思考停止に陥る。これに対するベストな処方箋は「異質に触れる」ことで、自らの常識というとらわれをぶち壊すこと。しかし、それには一定の負荷をかけなければならない。人間は、面倒くさがりなので、つい手抜きをして、また思考停止に陥る…

その罠から、抜け出す努力を惜しまずに。

自戒の念を込めて。