【読了】今年44冊目読了。ウィズダム2.0会議創設者の筆者が、世界のエグゼクティブに学ぶストレスフリーな働き方を書き記した一冊。
〈お薦め対象〉
現代社会のシステムに苦しむ全ての人
〈お薦め度(5段階評価)〉
★★★★★
〈実用度(5段階評価)〉
★★★★☆
自分の問いは3つ。
『現代社会はなぜ生きづらいか?』には「テクノロジーと知恵のバランスをうまく取らねばならない。常にオンの状態でなければならない。絶えず中断されている。」。
『人間の考え方や行動の特性は?』には「呼吸に意識を向けると、心身の状態がよくわかる。静けさと心の広々としたスペースがあって初めて創造性の源にアクセスできる。自分の無知と向き合うとき、本当に役に立つ知を見いだせる。生活が生き生きとして楽しいほど、創造力は発揮されやすくなる」。
『素晴らしく生きるために押さえるべきことは?』には「人生とは、あくまで『今、ここ』の積み重ねでしかない。集中すること、心の調律がゾーンに入るための鍵。おおらかに構え、調子の良さを受け入れ、楽しみ、いつか戻ってくると信じて手放す。ストレスが生まれるかどうかは、感情とどう向き合うか、どれほど広い心のスペースを持つか」。
基本的に、傾注しているU理論で提唱されていることとシンクロしている(より分かりやすいが、体系的でない)。ので、納得性は体感としても極めて高い。タイトルと中身が不一致なのがモヤモヤするが、そこを割り切ることができれば、面白い一冊だ。