世界遺産。その言葉を見聞きしたことのある人は非常に多いだろう。旅行パンフレットを見ても「世界遺産を巡る…」などの記載は多数ある。そして、そのフレーズは「引力」を持って、旅行者を惹きつける。
しかし、「世界遺産とは何か?」と聞かれると、答えられる人は意外に少ないのではないか。「何となく、世界のお墨付きをもらった観光地…」というのが、一般的な感覚だろう(実際は、そうではない)。まぁ、世界遺産の多くは、圧倒的な観光地であり、多くの人を魅了している。もちろん、筆者もその程度の理解と興味から入っていった。
そんな「世界遺産」、学べば学ぶほど奥深いことに気付いた。登録基準から、その登録物件の多様性、それぞれの世界遺産の面白さ、背景、危機的状況。「地球に生まれ育ちし人類が、次代に伝えるべきもの」。それが、本当の「世界遺産」の定義かもしれない。
これから、1,000を超える世界遺産について、語っていきたい。それは、世界遺産検定マイスターとして「世界遺産の魅力を知ってしまった者」の責務であると感じる。
このブログから、感じ取ること、旅行先の検討の参考、などに繋がれば幸甚である。また、読書好きでもある故、毎回「この本が参考になる(参考にした)」という書籍を紹介していきたい。
皆様の「人生の旅」の参考となることを祈念して。