世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

2018-01-01から1年間の記事一覧

【大河ドラマ「西郷どん」を薄っぺらく感じることについて。】

豪華キャストで進行しており、欠かさず観ている2018年大河ドラマ「西郷どん」。しかし、俳優の演技はうまくて楽しめるのだが、どうにもこうにも全体の流れとしては薄っぺらい。ドラマゆえ、時代考証に「演出」が入るのは仕方ない。そうではなく「人間という…

【パワハラ問題と、苦労至上主義の限界。】

もう、競技名を列挙するのも疲れるくらいのスポーツ界にはびこるパワハラ問題。 程度の差はあれ、職場でも起こる可能性はある。《ポイント》 ●「自分の努力、ではなく苦労」と成功を結び付ける指導者。 成功者は、すべからく努力している(ただし、努力した…

【プレ社会人から、何を感じるのか。】

先日、プレ社会人(=大学4年生)と話をする機会があった。向こうは緊張しているし、ほぼほぼ手続き的な話しかしなかったのだが、むしろ、プレ社会人を見た現役社会人の感想のほうに、思うところあり。 《ポイント》 ●プレ社会人に、どのような「キラキラ」…

【読了】大久保幸夫、皆月みゆき「働き方改革 個を活かすマネジメント」

今年58冊目読了。リクルートワークス研究所所長と、産業ソーシャルワーカー協会代表理事の筆者が、働き方改革の真意と今後の展開を書き記した一冊。 〈お薦め対象〉 働き方改革に興味のある人 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★☆☆ 〈実用度(5段階評価)〉 ★★★☆…

【読了】リチャード・サスカインド、ダニエル・サスカインド「プロフェッショナルの未来」

今年57冊目読了。エジンバラ王立協会フェローで英国主席判事ITアドバイザーと、オックスフォード大学ベリオールカレッジ講師の筆者が、AI、IoT時代に専門家が生き残る方法を書き記した一冊。〈お薦め対象〉 プロフェッショナルである人、その未来に不安や恐…

【防災には、訓練と準備と、それから。】

先日、防火防災管理者の資格を取り、かつ防災訓練も行い、さらには「災害は 忘れた頃に やってくる(伝・寺田寅彦談)」どころか「災害は 忘れる間もなく やってくる」という昨今の状況。そこから、考えてみた。《ポイント》 ●防災訓練は、受け身になりがち…

【違和感を「成長」に繋げ。】

仕事をしていると、誰でも(特に初心者は)感じる「違和感」。あれ、これ、おかしくない??と思うことって、数々ある。そこを、掘り下げてみた。《ポイント》 ●人間は、変化を嫌う。 生物には、須く、自己を維持しようとする「ホメオスタシス」がプログラム…

【読了】松尾睦「経験学習入門」

今年56冊目読了。神戸大学大学院経営学研究科教授の筆者が、職場が生きる・人が育つ方法を書き記した一冊。〈お薦め対象〉 自分、職場の学習に興味があるすべての人 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★★★ 〈実用度(5段階評価)〉 ★★★★★自分の問いは3つ。 『経…

【読了】越川慎司「新しい働き方」

今年55冊目読了。日本マイクロソフト業務執行役員の筆者が、幸せと成果を両立するモダンワークスタイルのすすめを書き記した一冊。〈お薦め対象〉 働き方改革に興味があるすべての人 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★★☆ 〈実用度(5段階評価)〉 ★★★★☆自分の問…

【世界遺産マイスターミーティング。】

昨夜は、世界遺産マイスターの集い、「世界遺産マイスターミーティング(←勝手に、少人数が集まってるだけだけど)」。参加者5人、誰を切っても世界遺産検定マイスター(笑)。超オタク集団!!普通なら「お台場を世界遺産に?ハハッ、笑っちまうぜ」という反…

【トラブル予習を超えて。】

さんざん、トラブル予習の限界を考えていたが、最後は、現場の体感で、そこを超えるしかない。《ポイント》 ●トラブルには、想定しきれない。 今の職場には、マニュアルがない。「身体で覚えろ」という、旧大日本帝国陸軍式。いやいや、それでは手順を追うの…

【読了】G・レイコフ、M・ジョンソン「レトリックと人生」

今年54冊目読了。カリフォルニア大学言語学科教授と、南イリノイ大学哲学科助教授の筆者が、メタファーによって人間が生かされているという考え方を書き記した一冊。 〈お薦め対象〉 比喩、修辞に興味のある人 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★★★ 〈実用度(5…

【トラブル予習の限界その二。】

そもそも、トラブルなんて、やりたくない。だから、世の中にはマニュアルが溢れている。 …が、しかし。スマホなんて、説明書も何もないし、そもそもパソコンを説明書を見て使ったか?と考えると、そんな事はないわけで。そんな中で、自他共にミスで無駄な時…

【リリーフ自炊・男の二人飯】

昨日は、嫁と娘が、娘の友人親子と出かけたので、5才の息子と2人の休日。となると、自炊で息子と「男の2人飯」(笑)。冷蔵庫の制約から、どのくらい使うかを考えるのはなかなかな脳トレだ。【昼食】 ・そうめん ・玉ねぎとしめじの卵とじ ・モロヘイヤの…

【リバイバル自炊、終了。】

夕方、嫁と子供たちが帰ってくるので、プチ独身終了。自炊も、昼まで。【朝食】 ・卵かけご飯 ・グラタン ・ニンジンしりしり ・キュウリの浅漬け ・味噌汁 ・梨 所要15分。何だか品数が多いのは、作り置き在庫セール(笑)。まずまず旨い。そして、今回の自炊…

【リバイバル自炊中。】

リバイバル自炊、フルは今日まで。残り食材を睨みながら。【朝食】 ・鶏の卵とじ丼 ・ナスとおくらの蒸し浸し ・ニンジンしりしり ・もやしのコンソメスープ ・梨 所要20分。作り置きフル回転で、何とかする。この手法は、すっかりお手の物だ。弁当も、代わ…

【食材を活用。】

今日は休み。回復のためにゆっくり寝てから、自炊。【朝食】 ・卵かけご飯 ・ナスともやしの炒めもの ・味噌汁 ・梨 所要10分。作り置きだから、簡単だ。実家からの梨があるので、貧弱な朝食でも、それなりに見える(笑)。病院と、国宝絡みの美術館巡りをして…

【三食自炊。】

久々に自炊すると、やはりリズム感が悪い…でも、作るのはやはり充実感がある。【朝食】 ・ご飯 ・ナスともやしの炒めもの ・小松菜のお浸し ・味噌汁 ・梨 所要15分。一度作ると楽になるのは、今までの経験則どおり。ただ、東京勤務だと、名古屋と違って通勤…

【期間限定リバイバル:男一人の自炊飯】

今日の夕方から、嫁と子供たちが帰省。プチ独身となると、やることは一つ(笑)。自炊飯!!【夕食】 ・坦々そうめん ・ナスともやしの炒めもの ・オクラの海苔和え ・味噌汁 所要80分。レシピを全く見なくても、「それなり旨い」は確保できた。単身赴任前のプ…

【トラブル予習の限界。】

昨日は、想定外のトラブルがあり、難渋したので厳しかった…そこから、感じたこと。《ポイント》 ●マニュアル化できるのは「想定の範囲内」のみ。 今時、どんな仕事にもマニュアルはある。また、それなりトラブル対応の手順も書いてある。 しかしながら、それ…

【世界遺産は偉いのか?】

世界遺産マニアとしては、そもそものアイデンティティを揺るがすような問いだが(笑)、今回、宮古島を旅行してみて、心からそう感じた。家族旅行で訪れた、宮古島。世界遺産でもなく、国宝もなく、そういった「肩書き」からすると、忘れられた島。でも、実際…

【職場の懇親会で、感じたこと。】

昨日は、職場が新体制となり、そのキックオフの懇親会。そこで、感じたこと。《ポイント》 ●職場とは全く違ったエネルギー。 職場では、みんな真面目で、誠心誠意仕事に向き合っている。でも、真面目故に疲労感も漂っている。 他方、懇親会では、若手の多い…

【読了】ジェームズ・R・チャイルズ「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか」

今年53冊目読了。アメリカ技術評論家の筆者が、技術の限界に近づくことで起こるリスクとそれに対する人間の行動様式を書き記した一冊。〈お薦め対象〉 リスクと向き合う仕事をしているすべての人 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★★★ 〈実用度(5段階評価)〉 ★…

【読了】デイヴィッド・ブルックス「あなたの人生の科学(上下)」

今年51・52冊目読了。ニューヨークタイムズのコラムニストにして、アメリカ芸術科学アカデミー会員の筆者が、社会的動物である人間の一生を科学的側面から書き記した二冊。〈お薦め対象〉 人生という大きな流れを、科学の見地で通読してみたい人 〈お薦め度…

【読了】千葉雅也「勉強の哲学」

今年50冊目読了。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授にして、思想界をリードする気鋭の哲学者である筆者が、勉強というものについて哲学的に捉えた読み解き方を書き記した一冊。〈お薦め対象〉 勉強の意義について考えたり迷ったりしている人 〈お薦…

【読了】榎本英剛「本当の仕事」

今年49冊目読了。CTIジャパンを設立してコーチングを日本に提供し、現在はよく生きる研究所を設立した筆者が、自分に嘘をつかない生き方・働き方を書き記した一冊。 〈お薦め対象〉 自分の仕事が天職である、と言い切れないすべての人 〈お薦め度(5段階評価…

【読了】グレアム・アリソン「米中戦争前夜」

今年48冊目読了。ハーバード大学ケネディ行政大学院初代学長にして、クリントン政権下の国防次官補を務めた筆者が、新旧大国を衝突させる歴史の法則と回避のシナリオを書き記した一冊。〈お薦め対象〉 世界史、現代世界経済に興味のある人 〈お薦め度(5段階…

【現場の片隅で、変化を叫ぶ。】

新天地。さすがに10日以上仕事をしてみると、こまごま、目につく・気になる事が出てきて、変化させたくなる。しかし、今まで仕事をしているメンバーからすると「これまでのやり方が当たり前」である。理屈だけではいかないのが、人間であり、組織。《ポイン…

【読了】冨山和彦「AI経営で会社は甦る」

【読了】今年47冊目読了。経営共創基盤代表取締役CEOにしてIoT推進ラボ座長の筆者が、AI時代と今後のビジネスについてを書き記した一冊。 〈お薦め対象〉 AIによってどのような世界が生まれるかに興味がある人 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★☆☆ 〈実用度(5…

【新天地、一週間。】

新天地で5日間勤務した。久々に、酒も飲んでないのに、倒れ込むように寝床に入った。いやはや、経験のない仕事はパワー使う…《ポイント》 ●知識がない故、仕事に圧倒される。 人間の脳は、未知の環境にストレスを感じる。色々説明されて、既存の知識と繋ぎ合…