今年73冊目読了。アメリカの短編小説の達人が描き出す小説23篇をまとめた一冊。
好きな人は好きなのだろうが、正直、面白くなかった。なんとなく想定される結末に収斂していくものが多かったし、「ほほぉ、なるほど!」とエンディングに驚くようなものも少しはあったが、全体的にいまいちという感想。
人の一生懸命なもがき苦しみを嘲笑うような結末でのどんでん返し、というパターンで、サクサク読むことはできる。ただ、それだけと感じる。何か心に響くものがあったかというと…というところ。娯楽、暇つぶしとしてはいいのだろうが…
そんな程度の感想しか持てなかった。名作といわれるものであっても、人によって合う合わないは仕方ないなぁ、と感じた。