世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【肉、肉、魚と、精神の疲弊。】

昨日は、肉団子を作りたかったので、つい肉被りメニュー。そして、使い回しなので、朝昼は肉。

【朝食】
・ご飯
・肉豆腐
・ナスの炒め浸し
・肉団子スープ


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温めて配膳するだけなので、所要5分。昨夜とまるで同じだが、旨いからいいや。

昼食も、使い回し。

【昼食】
・海苔ご飯
・肉団子の甘酢がけ
・ナスの炒め浸し


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所要20分。甘酢あんを作ってみた(砂糖3、酢3、ケチャップ3、醤油2。片栗粉を適当)。合わせ調味料ってのは、本当に凄いなぁ。まるで違う世界だ。味付け四天王で暮らしていた7月は、何だったのだろうか?…でも、そこで食材の使い回しの勘所を押さえたので、必要な過程ではあったが。
海苔ご飯は、料理本のパクり。でかい一枚べったりだと食いにくいが、これなら食いやすい。
ただ、緑がないのは失敗した。

仕事で思うに任せず、精神的にだいぶ削られた…やる気が萎え、帰宅。

【夕食】
釜玉そうめん
・鮭のちゃんちゃん焼き
・冷や奴
・肉団子スープ


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所要40分。ちゃんちゃん焼きは、本のパクりの合わせ調味料(味噌2、酒1、砂糖1)。色が濃いのは赤味噌だから。旨いが、心の荒みが収まらず、酒の力を借りてしまった。初めて魚(ツナ缶を除く)を使ってみたが、旨い料理は、心穏やかに食いたいものだ…やれやれ。

2ヶ月、何とか作り続けてきた締め括りがこれじゃあなぁ…まぁいいや。

【小林弘幸「なぜ、これは健康にいいのか?」】

【読了】今年29冊目読了。順天堂大学医学部教授にして、日本体育協会公認スポーツドクターの筆者が、副交感神経を活かす健康法について書き記した一冊。

〈お薦め対象〉
全ての疲弊している人々
〈お薦め度(5段階評価)〉
★★★☆☆
〈実用度(5段階評価)〉
★★★★★

自分の問いは3つ。
『体の機能の特性は?』には「動くことも休むことも、身体の機能を十分に働かせるために不可欠。脳が能力を十分に発揮するには血流がいいことが必要不可欠。運動能力も、頭脳も、治癒能力も、本来の実力を出すためには十分な睡眠が必要」。
『とうすれば健康になれるか?』には「健康維持のためにも、パフォーマンス向上のためにも、人生を楽しむためにも、笑うが勝ち。自律神経をコントロールするため、ゆっくり呼吸し、ゆっくり動き、ゆっくり生きる。朝の能力を活用するため、良質な睡眠を十分取る・前日の夜のうちに翌朝やることを決める・朝ゆっくり歯磨きする。」。
『健康阻害要因には、どうすればよいか?』には「深酒の翌日は、朝起きてコップ一杯の水を飲む。デスクワークの退社時の疲労は鬱血なので、ウォーキングで対処する。慌てた時は、ゆっくり息を吐く。やる気が出ないときは、短く速く息を吐く」。

読書オタクとして、今まで読んできた様々な健康法の本と、基本線は同じである。だが、そこに神経学と脳科学が入るとなると、説得力はちと違う。
いずれにせよ、概ね賛同できる中身だが、惜しむらくは「良質な睡眠」という、ある意味一番難しいところに切り込んでいない点。まぁ、そこはサンマーク出版故、仕方ない(←ひでぇ割り切りだが、この出版社には、ワタクシはそういう認識)。そこは、他の書物で補おう。

【料理本が、助けになる。】

料理本のおかげで、使い回しのレベルが上がる。ってか、調味料を確保できてるからなんだよな。調味料、凄いぜ(←料理やって2ヶ月で言うセリフじゃない)。

ということで、朝食。

【朝食】
ゴーヤチャンプルー
・豚肉と玉ねぎ炒め
・ピーマンのきんぴら
・おくらとわかめの味噌汁


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使い回しなので、所要10分。それなり旨い。まぁ、料理本を参考に、完全に目分量でやってるけど、何とかなる(計量スプーンはあるのだが、体感で覚えるには、計量スプーンは障壁になると感じている)。

そして、昼食。

【昼食】
豚丼の卵とじ
・ピーマンのきんぴら
・ソーセージのキムチ炒め


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所要20分。豚丼は、料理本にあった使い回し。なるほど。それにしても、調味料を使いこなせると、味のバリエーションが増えるなぁ。

夕飯は、さらにチャレンジ。

【夕食】
・ご飯
・肉豆腐
・ナスの炒め浸し
・ソーセージとキムチ炒め
・肉団子スープ



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ついに、肉団子を作ってしまった…所要90分。そして、肉豆腐は、料理本どおりの使い回し。いや、さすが料理本。ホントに旨い。しかも、七味を振ると、グッと味が深まる。スープも、ラー油をたらすと、味がまとまる感がある。
…まぁ、ボチボチいこう。

【調味料、加速。】

ゴーヤチャンプルーをかなり作ったので、使い回し。それとともに、料理本から学んだ「豚肉と茹でキャベツ」を、そのとおりに運用。

【朝食】
・ご飯
ゴーヤチャンプルーケチャップ)
・回鍋肉
・ナスと玉ねぎ炒め(ポン酢)
・ソーセージとキャベツのスープ


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所要25分。味噌2、醤油1、砂糖1の適当調味料だが、回鍋肉っぽくなった。かつ、ラー油をたらすと旨い。スープには胡椒。脇役調味料、なくても何とかなるが、あると旨さが深まる。なるほどなぁ。

昼も、使い回し食材。

【昼食】
ゴーヤチャンプルー
・回鍋肉
・ナスと玉ねぎ炒め


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朝と変わらぬアホメニューなので、所要5分。そりゃそうだ。

仕事でミス(部外的には何ら影響ないが)があって、やる気が萎え、149円の見切り品の刺身を買ったが、逆に気分転換で料理することに。

【夕食】
・ご飯
・刺身(見切り品)
ゴーヤチャンプルー
・豚肉と玉ねぎ炒め(すき焼き風)
・ピーマンのきんぴら(塩胡椒)
・おくらとわかめの味噌汁


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所要75分。むしろ、普段より力が入ってしまった…それにしても、料理本が生きる。豚肉と玉ねぎ炒めのすき焼き風、かなり旨い。合わせ調味料(醤油1.5、酒1、砂糖1、生姜ちょいと)で、こんな味が出せるとは…いやはや。

【デービッド・アトキンソン「新・観光立国論」】

【読了】今年28冊目読了。元ゴールドマン・サックス取締役の筆者が、日本の観光業のズレと、立て直しへの提言を書き記した一冊。

〈お薦め対象〉
観光業に携わるすべての人
〈お薦め度(5段階評価)〉
★★★★★
〈実用度(5段階評価)〉
★★★☆☆

自分の問いは3つ。
『観光振興に必要なものは?』には「ほどほどの気候・豊かな自然・その土地ならではの異文化・その国固有の食事。文化財には説明と展示が不可欠。観光客の目的である、楽しみたい・刺激が欲しいを満たす」。
『日本の観光の現状は?』には「大量の客をさばく、供給者視点の効率を追求している。各国の観光客の特性に合わせようとせず、理解者を探すのみ。おもてなしがあるとは思われていない。」。
『日本は今後どうすればよいか?』には「外国人観光客という短期移民で、GDPを上げる。お金を落とす客に来てもらう観光へ転換する。観光戦略に多様性を持つ。日本文化の体験・寺社仏閣という歴史的資産を整備する」。

自身、観光に携わる者として、非常に耳の痛い指摘だらけだが、逆に、業界内で考えるより、これだけ思い切った指摘をガッチリ受け止めたほうがいいのかもな、とも思う。
とにかく、現状の延長線上には、未来はない。それを痛感できるだけでも、一読の価値がある。

【定番を外すチャレンジ。】

定番は、ベースとして大事。でも、それだけでは、到底進歩できない。かのチャールズ・ダーウィン博士も「一番強いものが生き残るのではない。一番賢いものが生き残るのではない。変化するものが生き残る」と仰っている(←そんな大層なもんでもないが)。

定番から、少しでもずらしたい。ということで、余り食材なしからの立ち上がり。

【朝食】
・茶漬け
・ナスと玉ねぎ炒め(めんつゆ)
・茹でキャベツとバラ肉(焼き肉のたれ)
・ソーセージとキャベツのスープ


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所要40分。まぁ、そうなるわなぁ。ナス炒めを少し捻ってみたが、まぁ合うに決まってる。七味をかけると、これまた旨い。ってか、だんだん調味料が増えてきた。これ、完全に危険だ…しかし、嫁からは「ガラムマサラとか買うのでなければ、大丈夫じゃない?」とのこと。うん、そんなのになったら、完全にこじらせ男子だ(笑)。節約も何もあったもんじゃない。
それより、スープが失敗だ。ソーセージの旨味と塩で何とかなるか?と思ったが、何ともならん(爆)。味気ない…コンソメあたりの助けを借りないとなぁ。レシピ見ないで、しかもたいして味見もしないで(!)直感だけで作るので、こんな妙な仕上がりになってしまう。
かつ、食い始めて思ったが、スープと茶漬けって、とんでもなくアホウな組み合わせだ。腹タポタポ。あーあ。

昼食は、完全に新機軸。

【昼食】
・キムチ炒飯
・豚キャベツ(ゴマだれ)
・ナスと玉ねぎ炒め(ポン酢)


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所要20分。玉ねぎと挽き肉を炒めた冷凍があったので、冷凍ご飯と合わせて炒め、卵で纏めて、味付けはキムチ頼み。でも、ベタベタ食感は否めない…味はそこそこだが。

夕食は、メイン?で新機軸(と言っても使い回しだが)。

【夕食】
・ソーメンチャンプルー(めんつゆ)
・豚肉とキャベツのごまだれかけ(料理本を参考にしたお手製ごまだれ)
・ナスと玉ねぎ炒め(ポン酢)
・ソーセージとキャベツのスープ


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所要50分。料理本ベースだと、ちとモヤーンとした味わい(作り方が悪いのかもしれんが)。なので、ラー油をたらすと、ピリッとする。うんうん、旨い。やっぱり、武器(=調味料)が多いと、戦い方が多様になる(さすがにガラムマサラという武器を使う技術も能力もないが)。ソーメンチャンプルーも、安定の旨さ。まぁ、捻ったことは何もしてないからなぁ。

それにしても、NHKのニュース見るより、きょうの料理を選ぶようになってきたのが危険だ…いやはや、人間、これだけ旨いものを食うことに執念を燃やすんだな…と感じる。
…あぁ、俺もそっちに取り込まれている(笑)。


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いずれにせよ、同じことの繰り返しでは、意味がない。常にチャレンジ。大事だよなぁ…(遠い目)

【悔しさと、学習。】

帰宅中、横浜の料理師範(=嫁)から、マイ料理を詰られる。曰わく「味付けが変。それは合わない」「大体、ジャーマンポテトと言いつつ焼き肉のたれなんて、ジャーマンじゃない」など、クソミソ。悔しいなぁ。

尤も、ゼロベースでのダメ出しでないことは、帰宅中に作った雑な酒のつまみを食って「なるほど、おいしい」と言ったことで証明はされているものの…

いずれにせよ、嫁の指摘を受けるまでもなく、基礎や知識が脆弱なのは否めない。そこで、このタイミングで、「得意技」の書籍を投下。完全自己流に、本来の流れを取り込むチャンスと捉えよう。


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この「図書館本」達、どれだけ使いこなせるか。まぁ、できる範囲で参考にしよう。