ついに、きた。百舌鳥・
古市古墳群、
世界遺産登録。これにより、有史史上初の「大阪の
世界遺産」が誕生した。もちろん、
保全・歴史経緯は重々承知しているが、「東京」と比類する
商都として栄えながら、現代においては衰退の道を辿っている大阪に、大いなる観光の「目玉」ができたことは、大変喜ばしい。
…勿論。
世界遺産というものは「
保全」が前提であり、「人類の宝を未来に引き継ぐ」のが本旨である。故に、これらの古墳群も、大切に保存する必然がある。
とはいえ。既にして、その
保全には多大なる労力と知恵が割かれているのであり、この流れを維持することが大事。むしろ、
世界遺産ブームで観光に荒らされないことのほうを意識すべき。
まぁ、佳きにつけ悪きにつけ、これらの古墳群は上空から出ないとフォトジェニックではない(=
インスタ映えしない)。よって、過度に荒らされることはなかろう。
逆に、どう「魅力を伝えるか」。そちらの課題と「
保全」の両立が問われている、と感じる。