昨日、飲んでいて、畏敬する先達が仰っていたので、気付くことができた。
自炊: 自分で食事をつくること。
料理: 材料に手を加えて食べ物をこしらえること。また、その食べ物。調理。
(大辞泉より)
ではあるのだが、言葉の感覚としては
自炊:自分のために食事を作ること。
料理:人のために食事を作ること。
のほうが、妥当な気がする。そして、前者と後者では、「美味しく作ろうというモチベーション」と「美味しく作れた時の報酬(おいしい、という感想のフィードバック)」の有無が差異として存在するので、当然の事ながら、結果(出来映え)に大きな差が出る。
マズローの欲求五段階説に当てはめても、「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「承認の欲求」「自己実現の欲求」 の中で「自炊」は一番低次元の「生理的欲求」、「料理」は「承認の欲求」。まさに、次元が違う。
人間は、社会性の生き物。そこからは、どうやっても逃れられないのだろうな。