世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【見る方向を転換する。】

連休明けは、何かと気持ちが落ちがち(実際、そんな投稿をかなり拝見する)。
しかし、ふと空を見上げると、横浜は雲一つない青空。でも、スマホやってると見逃してしまう(笑)。
そこから、考えてみた。


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《ポイント》
●普段の「見る方向」を変えるのは難しい。
空を見る。天気が悪くて雨が降りそう、という以外では、なかなかしない。つい「手元のスマホを見るため、または足元を気にして下を見る」のが習慣化しているので、その延長線上でつい生活してしまう。
これは、仕事でも同様。つい「今まで、こうだった」に飲み込まれてしまう。

●「今、ここ」にある素晴らしいものに気づく。
関東圏では、恐らくほぼ同じ爽快な空なのに、それに気づいて満喫した人はどれだけいたか。普段の何気ない「今、ここ」に目を向ければ、素晴らしいものは沢山ある。
仕事でも、そうだ。「問題あるメンバー」と思っていても、その思い込みがその人の素晴らしさを曇らせているかもしれない。さらに言えば、自分だってそう見られているかもしれない(爆)。

《問題の所在》
●人間は、足りないものや不満に意識を引っ張られる。
人間の脳は「足りないものを見ると、イライラして補おうとする」特性がある。「♬ハッピーバースデートゥー…」で止められると「そこは『ユー』まで歌い切れよ!」と言いたくなるがごとく。
もちろん、足りないものや不満に目が行き、そこを補おうと努力し続けてきたことが人類の発展に繋がってきたのは紛れもない事実。しかし、そこばかり見ていると、人生そのものに疲れてしまう。

今あるものを大事にしながら、足りないものを補う努力をする。それは、どの場面においても必要なことではなかろうか。

自戒の念を込めて。