世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【読了】小竹貴子「ちょっとの丸暗記で外食レベルのごはんになる」

今年140冊目読了。クックパッド編集担当本部長の筆者が、手抜きとおいしさのバランスを取る家庭料理を提唱する一冊。


見た感じから、普通の料理本とは一線を画する。「家庭料理は、おいしくありながら、毎日続けられるラクさとのバランスが大切」「見栄えがいいと、モチベーションがあがります。それに、翌日に余っても、見た目がいいと、食べる気にもなるものです」「トッピングをすると料理上級者です」あたりは、「自炊はできるけど、『おいしい料理』を作るレベルに至らない」自分のような人間にとっては、うってつけの一冊ではないか!!


<サラダ>
・「オイル1:酢1+何か塩分」この比率さえ覚えれば、なにも見ずにサラダが作れるようになります
・おしゃれにするルールはふたつ。「野菜の色を同系色でそろえること」「食材の形と大きさをそろえること」
・ねっとりしたフルーツ以外はサラダに全部向いている
<和食>
・和食の味付けはしょうゆ1:酒1:みりん1。レシピなしですべて作れます。
・焼き物2人分が各大さじ1、煮物2人分は各大さじ2が目安
・食材から旨味が出るから、だし汁も必要ない
<スープ>
・その日に目についたもの何でも
・いりこは、だしパックよりも簡単
・ミネストローネとクラムチャウダーは困ったときの簡単料理
<調味料>
・最小限「ポン酢」「オイスターソース」「塩麴」「トマトケチャップ」は持つ
・白ワインを使うとそれだけでおしゃれ料理
<揚げ物>
・揚げ物をハードル低くしたいなら、温度計を買う。じつは揚げ物は手抜き料理
・コロッケは色を付けるだけでいいので適当に揚げていい


などなど、なかなか目から鱗な記述が連発。ただ、この本の価値は「実際に、作れるようになるのか?」ということ。料理を作れていないので、評価はできないが、面白いのは間違いない。