我が社は、7月が定期異動。そのため、職場の牽引役たるリーダーにも異動がある。そこから、考えたこと。
《ポイント》
●リーダーは、自分を出しても、リアルなフィードバックが少ない。
リーダーは、「立場(≒人事権)」を持っている。そのため、周りのメンバーは、否定的なフィードバックを返しにくくなる。何故なら、それによって人事的不利益を被りたくないから。
●上記より、リーダーは、振り返りを怠るようになる。
そうなると、どうなるか。リーダーは、否定的フィードバックがないと「自分の行動は追認されている」と勘違いし、自分の行動を振り返らなくなる。結果、自分の意のままになるとの勘違いそのままに、我が儘に行動し、反省もしなくなる。
《問題の所在》
●リーダーのエゴは、メンバーに丸見え。
ところが、上記のサイクルなんて、メンバーには丸見え。でも、その頃にはメンバーは「あぁ、このリーダーには、否定的なことを言っても無駄だ。疎んじられるだけだ」と無力感の学習をしてしまう。
リーダーのエゴが、チームの無力感を醸成し、モチベーションを損なう。そのサイクルを、リーダーとメンバーが協力して回してしまう事態に陥る罠には、常に気をつけなくてはならない。
自戒の念を込めて。