世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【構造を読み解く。】

諸般の事情により、契約書類を全てチェックする、という、なかなかな仕事をしている。
そこから、感じたこと。

《ポイント》
●パーツだけでは、理解しきれない。
それぞれの契約書類は、個別の役割を帯びている。しかし、それが「全体のどこに属するか」は、パーツだけでは把握できない。個々の契約をいじることで、違うところに支障をきたすことだってある。

●「全体の構造を読み解く」のは、頭を使う。
とはいえ、契約書類は概ね多岐にわたり、その位置関係が大事だったりする。それを適正に配置していくのは、なかなかなパズルだ。

《問題の所在》
●契約書類の存在を引き継ぐだけで終わる。
こんな苦境は、何から生まれるのか。それは、「契約書類は、これ。あとは、適宜見て」という杜撰な引き継ぎから(←尤も、今回は、その雑なレベルの引き継ぎすら存在しなかったが…)。
仕事なんだから「次行程は、お客様」。次の人が改善なり改変なりしやすくするには、「構造」を引き継ぐことが大事なのだ。

仕事は、それまでの人の「意図の織りなし」に、自分の味付けで価値を加え、次に繋ぐもの。そこを意識して、次の人が「味付け」しやすいよう、「意図の織りなし」をしっかり伝えたいものだ。

自戒の念を込めて。