世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【自炊と料理の違い。】

昨日、飲んでいて、畏敬する先達が仰っていたので、気付くことができた。

自炊: 自分で食事をつくること。
料理: 材料に手を加えて食べ物をこしらえること。また、その食べ物。調理。
大辞泉より)

ではあるのだが、言葉の感覚としては
自炊:自分のために食事を作ること。
料理:人のために食事を作ること。

のほうが、妥当な気がする。そして、前者と後者では、「美味しく作ろうというモチベーション」と「美味しく作れた時の報酬(おいしい、という感想のフィードバック)」の有無が差異として存在するので、当然の事ながら、結果(出来映え)に大きな差が出る。

マズローの欲求五段階説に当てはめても、「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「承認の欲求」「自己実現の欲求」 の中で「自炊」は一番低次元の「生理的欲求」、「料理」は「承認の欲求」。まさに、次元が違う。

人間は、社会性の生き物。そこからは、どうやっても逃れられないのだろうな。