そろそろ、新入社員も疲れてきた時期。そんなときに、感じたこと。
《ポイント》
●先生も生徒も、一生懸命やっている。
概ね、新入社員の教育には、一定以上の力のある社員を指導担当として充当する。なので、知識面において、問題はない、はず。
…しかし。「教える技術」については学んだことがない。よって、先生側の「教える技術」が不足していることにより、お互いに真面目に努力するだけ不幸になる事態が発生する。
●お互いに「足りない」と思う罠。
…で。そうなったら、往々にして起こるのが、先生は「自分の努力が足りない」思い、生徒も「自分の努力が足りない」と思う、という事態。努力の方向性を是正することが必要なのに、そこに気付けず時間が過ぎるのは、本当にパワーの浪費だ。
《問題の所在》
●人の本音は、なかなか見えない。
上記の「足りない合戦」は、問題の見えない化を巻き起こすだけ。しかし、世の中は、そこに陥りがち。
人間、安心できる環境でしか、本音を言わない(言えない)。故に、上辺の発言で全てを理解したつもりになるのは危険。真意に触れるように、安心できる環境作りに腐心した上で、相手の感性に沈潜する必要がある。
自戒の念を込めて。