世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【フェイスブック、まさかの繋がりから。】

昨日、仕事で関わった先輩と、研修で同席した方が知り合いだということをフェイスブックで知ってびっくり。そういや、こないだも、会社の先輩と名古屋単身赴任で知遇を得た畏敬する方が繋がっていることを知ってびっくりした。
いやぁ、世の中、狭いもんだ。…から、考えたこと。

《ポイント》
●情報技術革新は、とんでもない世界を創り出している。
そもそも、「世間は狭い」は、昔から言われていたこと。しかし、ここまで「異質が繋がりあう」ということをまざまざと見せつけられると、情報技術革新が、それこそ「平成の始まり」の時には想像できない世界を創造している。その事実からは、現代に生きる以上、逃れることはできない。

●人は「自分の見える、体感できる」範囲でしか世界を認知できない。
しかし、人間の認知の幅は極めて狭い。自分の見聞き、体験でしか世界を認知できないのだ。「多分、これってこういうこと」と想像をめぐらすことができるのは人間の特性だが、この想像、おおむね自分の過去の体験に引っ張られて、歪んだ認知になっている。


《問題の所在》
●新技術に触れないと、世界から置いて行かれる。
今回はたまたまフェイスブックだったが、これとて、もう「ある程度確立された」サービス。それでも、こういった技術に触れていない人は、SNSでこれだけ情報が繋がっていることが体感できていないということだ。それは、仕事上において、致命的な「認知の欠落」を産み、さらに致命的な「打ち手の誤り」を産む。

すべての新技術を体験することは不可能だが、「食わず嫌い」では新技術の威力を理解できない。世界の拡大に、自らの認知をバージョンアップさせていかないと、現代戦は戦えない。

自戒の念を込めて。