世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【「理解モノ資格」、独学での心理維持。】

独学で簿記二級に挑んでいるが、なかなか理解が進まず、大苦戦…そんな気持ちを落ち着かせるべく、考えてみた。

《ポイント》
●落ち込んでも、理解は進まない。
独学で問題を解いても、なかなか正解に辿り着けない。そうすると、落ち込むし、悔しいし、苛立つし。
…でも、それで止まっていては、何にもならない。むしろ、感情は記憶と結びつきやすいので、落ち込んだタイミングで「ここは、こう解く」と思うと、記憶しやすい。

●回数が解決する事は、多い。
「回数を繰り返す」より「理解する」ほうが、勿論速い。しかし、まるでわからない事柄なら「何がわからないのかわからない」ため、後者は物凄いエネルギーを消費する。
であれば。瞬間的には不毛なようでも、前者のほうが「遠回りのようで、実は早道」だったりする。


《問題の所在》
●「理由の見えないミス」は心理的負担が大きい。
勉強してて、頭痛すら出てくるほど負担なのは「答えについて辿り着く道筋がまるで見えない」から。もともと、人間は認知を超えた恐怖を過大評価し、怯えに囚われる。それこそが、学習を阻害する罠なのだが、逃れるのはとても難しい。

間違えても、落ち込まず、「次うまくやるためのステップ」と割り切り、そこからの学びを大事にする。それが、成長と学習を加速させるのだ。

自戒の念を込めて。