今年55冊目読了。スタンフォード大学教育学・心理学教授と、カリフォルニア州立大学カウンセラー教育教授の筆者が、夢の仕事をつかむための練習問題を書き記した一冊。
〈お薦め対象〉
運を味方につけたいすべての人
〈お薦め度(5段階評価)〉
★★★★☆
〈実用度(5段階評価)〉
★★★★☆
自分の問いは3つ。
『人生の原則は何か?』には「幸運は積極的に行動している人々に起こる。想定外の出来事が自分のキャリアに影響を及ぼすことは避けられない。リスクをとって時々失敗することから得られるものは大きい」。
『運をつかむために何を心掛けるべきか?』には「常に学び、挑戦し、好奇心を持つ。間違いから学ぶことこそが成功へとつながる。自分が本当に楽しいと感じることを考えるヒントは自分の経験の中にある」。
『運をつかむためにどう行動すべきか?』には「場所や職業を変えることにオープンになる。自分の興味や経験を出会う人々と共有する。励ましを与えたり受け取ったりする」。
端的に言うと「運を掴むには、積極的・オープンになれ。計画性より、そちらのほうがよほど重要」ということ。確かに、それはそう思う。偶然の流れに身を任せるというのは、実はなかなか勇気のいることだが、それことが変化のスピードが速くなっている現代社会を「生き延びる」処方箋なのかもしれない。
もともとアメリカの本なので、事例がどうもしっくりこない部分はあるものの、主張には賛同。興味があれば、一読をお勧めしたい。何かに迷った時のヒントになりそうだ。