世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【新入社員、着任。】

弊社では、本日、現場に新入社員が着任した。その緊張度合いから、感じたこと。

《ポイント》
●緊張は、成果を生まない。
まぁ、社会人経験がある程度ある人間からすると、どう見ても「いや、その緊張度合いでは、ベストパフォーマンスは出ねぇべ」と感じる。勿論、知識、技量は絶対に必要だが、緊張は成果を生まない、ということは伝える必要がある。

●先人の憧憬が、新人に甘過ぎる環境を作る。
逆説的だが、先人は「新人はこんなもんだよねー」という「新人ボーナス」を噛ませがち。でも、それは適正だろうか?
勿論、先人からの情報提供は一定量必要だが、「あの頃、私も苦しんでたから…」という忖度は、必要ない。カウンターに出れば、お客様にとっては「プロフェッショナル」。その厳しさは、必要。何故なら、「その」お客様のご旅行に、責任を持つ立場なのだから。

《問題の所在》
●「誰でも通る道」という謎のマジックワード
「誰でも通る道」。新人に対し、言いがちな言葉。
しかし。だったら、過去に経験したものが解決しとけ、っての(爆)。逆に言うと、解決できないままほったらかした現在の管理者の無能をさらけ出しているだけ。

基本的に「新人さん、眩しいよねー」「あのキラキラはどこから来るんだろう」議論には与しない。そんなのは、先人としての過去の追想でしかない。
今、彼ら彼女らに何ができるか。冷静に、そこを見つめて、支援することが大事。

自戒の念を込めて。