「わかる」と「できる」。同じようであって、まったく違う中身。簿記の勉強をしていて、それを痛感したので、考えてみた。
《ポイント》
●文字を追うだけでの「理解」は難しい。
書物やマニュアルを眺めると、なんとなく「あ、わかった。」という感覚に陥る。しかし、それは本当に「理解」できているかというと別問題。字面を追うだけでは、再現性まで至らせるのはかなり難しい。やはりアウトプットが不可欠。
●「手を動かす」「繰り返す」ことの大事さ。
アウトプットをするにはどうするか。それには、定番ではあるが「自分の手を動かしてみる」ことしかない。それを繰り返すことで、だんだん「身体にしみこむ」ように定着していくのだ。
《問題の所在》
●「体感を伴わない理解」は、自身に定着していない。
できるようになるものを阻むのは、何か。それは「体感を伴わない理解」である。アウトプットをしようとすると、否応なく自分の脳や体を使う。それが定着に繋がるのだが、人間はすべからく面倒くさがりなので、つい「インプット(体感を伴わない理解)」で片付けようとしてしまう。
インプットとアウトプットのバランスを取ることにより、知識は定着していくものである。勉強はインプットだけに偏りがちだが、アウトプットも同様に重んじることが大事だ。
自戒の念を込めて。