世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【緊急時の切り回し。】

突然、想定外のことが降ってくるのは、残念ながら仕事では「あるある」。その時、リーダーがすべき事とは…という観点で、考えてみた。

《ポイント》
●感情に飲まれない。
急な状況変化は、とてもストレスがかかる。しかし、それにいちいち感情的になると「解決策を見出す」というリーダーのミッションを見失う。あくまで、感情の反応はそれとして、横に置いておくことが大事。
●情報は、文書での共有が理想。
口頭伝達は、「言った、言わない」「ニュアンスが違う」など、瞬発力はあっても、情報共有には弱みがある。多少面倒でも、文書。「情報を、文字により固着させる」という特性は、口頭伝達は成し得ないので、コミュニケーションツールの特性を見ながら、こちらを選びたい。

《問題の所在》
●全員が、目先の問題に集中してしまう。
誰もが、悪意なく(いや、むしろ緊急時だからそこ全力で)目先の事象に対応しようとする。でも、それでは「子供のサッカー」の如く、「全員でボールに向かう(≒ゴールを決めるという目的を見失う)」。
リーダーは、そういう時こそ「全体を見て、最適な手立てを構築する」事が求められる。

平時は、誰がリーダーでも同じ。寧ろ、戦時にこそ、リーダーの真価が問われるのだ。

自戒の念を込めて。