世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【身近な国宝:一万円札】

国宝についてブログで書くと宣言した「初投」は、やはり運気の面からも、これだろう。

「一万円札=福沢諭吉」は、言わずと知れた等式。では、裏面について、パッと思いつく人はどれだけいるだろうか?

「雉、じゃなかったっけ?」と思った方は、記憶が古い。2004年からデザインが変わっているのだ。そこに描かれしは、他ならぬ国宝・平等院鳳凰像。「平等院とお金といったら、10円玉じゃないの?」との感想も、正解。10円玉には平等院鳳凰「堂」が描かれている。ああ、ややこしや。


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平等院鳳凰像は、1053年、銅造、鍍金。現在は緑青色だが、もともとは金。現在はミュージアムに保管され、屋根のものは二代目。
そして、世界遺産マイスターとして言いたいのは、平等院自体が世界遺産でもあるのだ(世界文化遺産古都京都の文化財」の構成資産17のうちの一つ)。

世界遺産でもあり、国宝でもある。そんな素晴らしい文化財が描かれた一万円札からは、我が国の最高額紙幣としての矜持すら感じる。ありがたや。

…ま、願わくば、もう少し「お目にかかる機会」が多ければ、なのだが(苦笑)。