世界遺産検定マイスターと繋がっていると、先日受検した国宝検定のみならず「夜景検定」やら「城郭検定」やら、果ては「天文宇宙検定」(!)まで、ありとあらゆるチャレンジの情報が入ってくる。そこから、考えてみた。
《ポイント》
●付き合う人達が、自らの可能性を左右する。
流されて生きていると、どうしても「類似した人」とばかり付き合うようになる。そうすると、常識が凝り固まり、自らの可能性が知らず知らず(←ここが怖い!)狭くなっていく。
他方、意識的に異質なチャレンジをすると、付き合う人達が広がり、自身の基盤と異なる価値観と触れ合えるので、常識が柔らかくなり、幅が出る。これは、知らず知らず自らの可能性を広げる効用がある。
●何かに突き抜けた人は、異質な刺激をもたらす。
世界遺産検定マイスターと話していると「一つの分野に突き抜けた人は、別の世界が見えるのか、様々な面で異質なパワーを発揮している」ことを痛感する。そして、それは大いに刺激になる。
《問題の所在》
●人間は、相対評価しかできない。
人間は、己のことを絶対評価することは絶対にできない。他者という物差しとの差異によって、己の実力を測るのだ。しかし、ここに『罠』がある。比較すると、不足に目が行き、そこを補おうとする脳の働きが「あの人より劣っている!」という劣等感を生み、自分の適性に合わない努力に向かわせる。
比較で感じるべきは「エネルギーの発揮の仕方」。他者がどの検定を受けていようが、それはそれ。ただ、自己研鑽のエネルギーは刺激として、自らの新たなチャレンジの起爆剤とすればよい。
自戒の念を込めて。