朝活の読書会に参加。課題図書は西野亮廣「革命のファンファーレ」。参加者が持ち時間のうちに感想を述べ、それについて聞き手が感想を更に乗せる、という進め方。
この本は面白かったので、自分で改めてまとめるとして、読書会で出た感想から感じたこと。
・西野は評判が悪くて嫌いだったが、この本を読んで「西野さん」になった。
・売るということを突き詰めている。ここまで考えないと売れない時代。
・好きなことをやることこそ、正解。
・常識や、今までの価値観に流されず、丁寧に戦略を練る。
・失敗は怖くないのか?→失敗しても、ネタにして盛り上がれば失敗ではなくなる。
・仕掛け作りが大事。
・やらずに、クラウドファンディングなどを評価するのは違う。
自分が感想として述べたのは、このへん。
・世の中、ネットで無料化していく流れにあるのは、クリス・アンダーソン「フリー」でも述べられている。しかし、それを実際の稼ぎ方に編集したのが秀逸。
・マネタイズを遅らせるというのも、凄い。ただ、人間の脳は、この「遅れ」に極めて弱い。
・体験や行動にこそ価値がある時代。
この読書会では、名刺カードの裏に感想を書いて、「面白かった」と思う話をした方に渡す、という新企画があったのだが、おかげさまで、二枚頂戴できた。有り難い事だ。
それにしても、仕事とは別に美術館のサポーターやってるとか、喫茶店をやりたいからコーヒー作り始めてるとか、既に「革命」に向かっている参加者が何人もいることに驚く。もう、時代は「自分だけの価値を持ち、人と繋がって信用を得る」という、まさにこの本が書いている方向に動いているんだな。
…って、ワタクシが「世界遺産検定マイスターで、名城大のフリースペースで日直やってる」ってのも、端から見れば同じか。「旅行会社で管理者やってます」では、何の差別化にもならんもんなぁ。
「失敗を恐れるな」とはよく言うが、実際、この時代の失敗は「やって、うまくいかないこと」ではなく「やらずに流されゆくこと」なんだろうな。