世界遺産マイスターKの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター保有の読書好き。世界遺産×書籍という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【読了】新保信長「字が汚い!」

今年27冊目読了。流しの編集者かつライターの筆者が、悪筆を脱するべく奮闘する自らの取り組みを書き記した一冊。

〈お薦め対象〉
悪筆で悩むすべての人
〈お薦め度(5段階評価)〉
★★★★☆
〈実用度(5段階評価)〉
★★★★☆

自分の問いは3つ。
『なぜ字が汚くなるのか?』には「せっかちに書く。きれいに書けない自分をまぁいいやと思う。ワープロやパソコンの普及が手書きの機会を減らす」。
『うまく字を書くポイントは?』には「文字、言葉のつながり、流れを大事にする。細かいことより全体のバランスを考える。文字の中心を揃える」。
『どうやって練習すればよいのか?』には「真っ直ぐな線を引いたり、滑らかなハライを練習する。書く前によく観察し、字形を理解する。精神修養と思って、ゆっくり丁寧に書く」。

…まぁ、この本を読んでいる時点で、ワタクシも、相当な悪筆家。この本の記述は痛い。「美しい字のイメージを焼き付け、それを正確に再現する腕の使い方を訓練する」「字の持つ意味を意識し、心を広く鷹揚にするつもりで字を変える」など、そんなアプローチか!?と思うような方法も。

やはり、真剣に文字に向き合う必要があるんだろうな。今まで書き連ねた汚文字に申し訳ない気持ちになる。悪筆家には、意外な良書かもしれない。心は痛いけど(苦笑)。