今年8冊目読了。わずか9年の作家生活を送ったの筆者が、人としてどう生きるかを書き記した一冊。
〈お薦め対象〉
未来に、結果を掴みたい人
〈お薦め度(5段階評価)〉
★★★★☆
〈実用度(5段階評価)〉
★★★★☆
自分の問いは3つ。
『世の中の法則とは何か?』には「私たちは、自分の思いによって創り上げられている。穏やかな人は、自分を正しくコントロールできる。苦悩の役割は、無益で不純なものを焼き払うこと」。
『何が人を苦しめるのか?』には「疑いや恐れは信念の敵。苦悩は、常に何らかの方面の誤った思いの結果。良い結果に狙いを定めながらも、その結果と調和しない思いをめぐらすことで、達成を自ら妨害する」。
『人は、どう生きるべきか?』には「正しい思いを選んで巡らし続ける。思いを目標と勇敢に結びつけ、創造のパワーを生む。成功を願うなら、相当の自己犠牲を払う。」。
やや、目標にとらわれすぎ、つい「思い定めたらまっしぐら」という方向になりがちなリスクはあるが、書いてあることはなかなか理解できる。「自己コントロールは強さ」「正しい思いは熟練技能」「穏やかさはパワー」は、全くそのとおり。読みやすいので、一度読んでみてもいいかも。