世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【読了】バイロン・ケイティ「タオを生きる」

今年2冊目読了。重い鬱から現実に目覚める経験をした筆者が、あるがままを受け入れる81の言葉を書き記した一冊。

〈お薦め対象〉
人生に迷いを感じているすべての人
〈お薦め度(5段階評価)〉
★★★★☆
〈実用度(5段階評価)〉
★★★★☆

自分の問いは3つ。
『世の中の原則とは何か?』には「あらゆる存在は、、意識自体の反映であるため、常に自らを受け取っては自らに返す。思考がクリアであれば、現実はとても明確になる。自分の考えを信じるときに苦しみ、信じないと苦しまない」。
『生きるうえで留意すべきことは?』には「相手の欠点が見えるなら、そこにこそあなたの欠点がある。本質的自己への気づきに対する試金石となるのは、たえざる感謝の状態。過去についてのストーリーを未来に投影した時だけ、恐れを感じる」。
『どう生きればよいか?』には「ストレスや自分の可能性を妨げているビリーフに取り組み、考え方の幅を広げる。たえず自らを差し出し、自らを世界にそそぐ。1つ1つの考えに対し、友として出会う」。

自分は、この手合いの本をよく読んでいるのでスッと理解できたが、慣れてない人は理解できるのかなぁ、という気はする。こういった哲学的な話は、自らの体感をシンクロさせられるかどうか、ということにかかっているので。ただ、迷いを感じているなら、一度は手に取ってみてもいいかもしれない。