世界遺産マイスターKの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター保有の読書好き。世界遺産×書籍という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【読了】熊平美香「チーム・ダーウィン」

今年1冊目読了。エイテッククマヒラ代表取締役社長にして、シナリオライティングと組織学習による変革推進コンサルタントの筆者が、学習する組織の生き残り方を書き記した一冊。

〈お薦め対象〉
組織をよくしたいと願うすべての人
〈お薦め度(5段階評価)〉
★★★★★
〈実用度(5段階評価)〉
★★★★★

自分の問いは3つ。
『問題をどのように定義するか?』には「問題は正しいか正しくないかではなく、現実にどう生きようとするか。人はみな思い込みの世界で生きている。ある時点の正解はすぐに別の問題に姿を変える。」。
『組織の行動特性は?』には「会社はみんながひとつの時間・目的の中にいるが、実は人生のいろんな時間・目的を生きる人の集まり。組織がきちんとうごくためには、歯車がどう動かなければいけないかを歯車自身が理解していなければいけない。チームの成長のためには、失敗から学び、行動と結果を内省し仮説を立て、仮説を次の行動に反映させる必要がある。」。
『学習型・創造型組織を発見・持続させるためには?』には「個人の生き方を孫登氏、情熱を持つ。言葉を見ず、言葉の背後にある意図をつかむ。未来を見通すため、常に学び、進化し続ける」。

ビジネス物語に、「学習する組織」を推進するためのポイントを盛り込む、というありがちな手法ではあるものの、非常に興味深い。なにせ、ピーター・センゲ「学習する組織」は良書ながら、なにぶん難解なもので…この本なら、アウトラインをストーリーだてて理解するには非常に役に立つ。尤も、「まんがでわかる学習する組織」が刊行された以上、そちらのほうがわかりやすいとも思うが。