【読了】今年41冊目読了。人文科学者の筆者が、脳と心の潜在能力について書き記した一冊。
〈お薦め対象〉
脳と心の関係や、人間の能力に興味のある人
〈お薦め度(5段階評価)〉
★★★☆☆
〈実用度(5段階評価)〉
★★★☆☆
自分の問いは3つ。
『人間の脳の特性は?』には「考えうるパワーそのものの超暗在系、パワーが顕現した暗在系、顕現したものが凝縮した最終形態の明在系からなる。イメージは、3つの脳を統合する主要な力。種のまかれた庭のようなものであり、栄養を与え育成する必要がある。」。
『人間の成長はどのようなものか?』には「創造的発見は、知力の情熱と広大無辺の知性の基盤の結合で生じる。習慣は成長の敵。概略の把握、関係づけと必要情報の入手、練習と応用の学習サイクルに従う。」。
『人間が成長するためには?』には「成熟した聡明で知的な人物が周囲にいて、心の可能性に開かれていて、心臓の叡智で穏やかな適切な環境にいる。学習するときは全神経とエネルギーを集中する。心臓と頭脳の対話を正しく発展させる」。
かなり専門的な部分も多く、実は読むのにかなり難渋した。面白いのだが、理解にたどり着くまでが大変!まぁ、俺の能力不足と言えばそれまでだが…
読むのであれば、それなりに気合いを入れてください。