36歳から訳あって本を乱読するようになって、はや5年。ビジネスや自己啓発、脳科学系をよく読むが、世界遺産マニアとしては、当然、世界遺産系の書籍も大好物。
「世界遺産」と名の付く本であれば、ダボハゼのように何でも食いつく(笑)ので、図書館で借りてきた書籍も写真のようになる。
一般的にお勧めなのは
・佐滝剛弘「旅する前の世界遺産」
・須磨章「世界遺産 知られざる物語」
の二冊。「世界遺産って聞くと、行ってみたくなる、あるいは行ったところが幾つもある」という人なら、楽しく読めるはず。どちらもNHKのディレクターとして実際に数多くの世界遺産を訪れているので、説得力がある。
他方、世界遺産マニア、あるいは世界遺産検定でマイスターを目指すなら必読なのが
松浦晃一郎「世界遺産 ユネスコ事務局長は訴える」
これは、ユネスコ事務局長を務めた筆者の独自の見解ではあるものの、その経歴から、ユネスコのスタンスや理想と現実の狭間での苦悩を伺い知ることができる。
個別の遺産を学ぶのも面白いが、全体としての世界遺産を考えるのもまた、意義深い。