吉野、短時間だが楽しめた。ここからは、方向転換して、大阪へ。近鉄の観光列車「青の交響曲(シンフォニー)」に乗車する。
蒼い車体の存在感、半端ない。
ホームに停車している時から、光沢溢れるディープブルーが存在感を放っている。車内に入ると、その豪華さにビックリ!
ゆとりの三列シートと、木目調の内装。
…が。よくよく見ると、そこここに「豪華に見せている」感がにじみ出ている。でも、特別料金210円でこれだから、「豪華列車の雰囲気を楽しませる」営業努力に拍手を送りたい。
一時間半の旅で、大阪に到着。ここからは、百舌鳥を目指す。何故?と思われるかもしれないが、ここには来年(2018年)の世界遺産登録を目指す「百舌鳥・古市古墳群」の中心をなす「仁徳天皇陵」が鎮座しているのだ。まだ登録されるかどうかはわからないが、大阪に出てくれば、押さえておきたい資産である。
ということで、青の交響曲で大阪阿部野橋に到着後、地下鉄と南海を乗り継いで堺東へ。堺市役所21階展望ロビーから仁徳天皇陵を見てイメージを掴むと良い、との案内に従ってみた。
…が。もっと前方後円墳が見えると思っていたが、ただ、こんもりした森が見えるだけで、全然、全容が見えねぇよっ!これ、酷くない?
この眺望で「前方後円墳」のイメージなんて掴めと言う方が無理だ。
ひどく騙された感を抱きながら、三国ヶ丘駅へ移動。この案内は、全くいかがかと思う。やっぱり、観光客として、観たいのは「前方後円墳の形」。それが見えないのに、「展望ロビーに登って全容を掴もう」ってのは、詐欺だべ。
世界遺産登録前に、改善を強く望みたい。真剣に。これ以上、騙される被害者を増やしたくない。