【読了】今年33冊目読了。次世代の最先端テクノロジー企業を生み出す起業家に投資する筆者が、答えがない難問と困難さにどう立ち向かうかを書き記した一冊。
〈お薦め対象〉
リーダーシップを発揮する立場の人
〈お薦め度(5段階評価)〉
★★★★☆
〈実用度(5段階評価)〉
★★★☆☆
自分の問いは3つ。
『リーダーとは何か?』には「人を大切にすることで、組織を働きやすい場所にする。困難だが正しい決断をし、勇気を得ていく。好奇心からにせよ、人を自分の後に続かせる能力。」。
『リーダーに必要なものは?』には「正しい野心、ビジョンを生き生きと表現する能力、ビジョンを現実化する能力。困難なときに次々と手を打つ力。心を静めるテクニックとして、友達を作る、問題点を書き出す、障害でなく何を為すべきかに意識を集中する」。
『苦境ではどのようにすればよいか?』には「いい気分でいる。常に死を意識し、毎日が最後であるように生きることで正しく実行する。物事は必ずおかしくなることを認識する。苦闘を愛する」。
確かに、示唆に富む。でも、「原則はそうだけど、それが難しいんだよな…」ということ。書くは易く、行うは難し。自分の立ち位置を明確にするにはよいが、実戦的かというと…かなぁ。期待して読んだだけに、やや肩透かしだった感は否めない。