国宝
国宝検定の受験データが公開された。個人的には「たかがマークシート集計に3ヶ月もかけるのか?」という感覚だが…男性63%と、女性受験者が多い世界遺産検定とはまるで逆の傾向。そして、試験会場でも感じたが、平均年齢49歳は、資格試験としてはかなり高い…
先日、昼休憩に国宝を見てきた。三井記念美術館では、1月に国宝が見られるのだ。来年は、職場が移転するので昼休憩では到底見られなくなるので、このチャンスに。〈雪松図屏風〉 円山応挙が18世紀後半に描き、三井記念美術館所蔵。陽光にきらめく雪の中に3…
毎週、お札をテーマに国宝を紹介してきた。ということで、残るは千円札…なのだが、実は国宝が描かれていないのだ…ということで、千円札を切り口に、「え、そうなの?」という話をば。 千円札の裏に描かれているのは、ご存知、富士山。これは、本栖湖で岡田紅…
西暦2000年を記念して登場した二千円札。もちろん、今も使えるのだが、目にすること、すっかりなくなったなぁ…そして、沖縄サミットのタイミングでもあったため、守礼門が描かれていることを覚えている人はかなりいるだろうが、じゃ、裏はなんだっけ?という…
盲点に、国宝あり。今回も、お札から。皆さん、五千円札の裏には何が印刷されているか、わかりますか?…なかなか瞬時には、答えられませんよね。見てみればわかる…ん?なんだこれ。 これは、カキツバタ。そして、これこそ、国宝なのだ。しかも、「国宝の中の…
国宝についてブログで書くと宣言した「初投」は、やはり運気の面からも、これだろう。「一万円札=福沢諭吉」は、言わずと知れた等式。では、裏面について、パッと思いつく人はどれだけいるだろうか?「雉、じゃなかったっけ?」と思った方は、記憶が古い。2…
過日、国宝検定初級、上級とも合格通知受領。まずはひと安心、というところだが、これから、ということを考えると、課題も多い。…え?そんなの、主催者でもないお前が考える必要ない?確かにそうだが、だって、ほら、ワタクシ「国宝の伝道師(←上級合格者に…
先日、国宝検定を受けて、絵画への興味が出てきた。絵画にも、背景の歴史あり。このへんは、国宝の勉強でベースができたからこそ。 …でないと、こんな本、読まんって。 《ポイント》 ●既視感と、未知感の適度な取り合わせは受け入れやすい。 人は、全く未知…
第一回国宝検定が終わった。東京会場では、だいたい300人程度の受験者。世界遺産検定は、妙齢の女性を多く見受けたが、さすが国宝検定、オッサンとジジィ率の高いこと(→その一員なわけだが)。やはり、21世紀になってから人口に膾炙した「世界遺産」ブラン…
多分にオタク気質で、知識の蓄積が大好物という奇人。そんな人間だから世界遺産検定マイスターまで取ってしまったわけだが、「世界の宝が世界遺産なら、日本の宝は国宝!」という「国宝検定」の第一回が行われたので、受けてみた。 もちろん、受けるにあたっ…
17世紀前半、紙本金地着色、六曲一隻、彦根城博物館。京都の六条柳町の遊里の人々を描く。15人の人物(遊女、遊女見習いの少女、客の若者、文を読む男、三味線弾きの検校)による緊密な構図と、衣装や器物の緻密な描写で知られる近世風俗画の傑作。彦根藩井…
哀しき事により、訪れた彦根。しかし、メソメソしてても故人に失礼だ。葬祭では故人を偲び、その前には割り切って知見を広げる。それも、遺志の引き継ぎかと思う。彦根城は、1604年築城。関ヶ原後、石田三成の本拠である彦根藩をを井伊直政が託され、長男直…
犬山城からほど近く、有楽苑にも国宝がある。 小さな庵。内部は撮影禁止です。織田有楽が作り、名は有楽の洗礼名ジョアンにちなむ。織田有楽が隠棲した建仁寺塔頭の正伝院に建てられ、大磯の三井別邸に移築され、1971年に現在地へ。外から竹を詰め打ちし、竹…
名古屋にいるからには、一度は見ておきたい犬山城。そこに、行ってきた。 国宝の天守閣。他には、松本城、彦根城、姫路城、松江城で、日本に5つしかない。1537年築城。信長の叔父である信康が築城、小牧長久手の戦いでは秀吉が本陣を置いた。 その後、犬山城…