世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【夜のワンポイントリリーフ飯。】

今夜は嫁が不在。ということで、休み取って夜のワンポイントリリーフ飯。〈夕食〉 ・ご飯 ・麻婆豆腐 ・酢の物 ・人参とピーマン、ブロッコリー茎のナムル ・セロリとブロッコリー茎の鶏ガラスープ 所要80分。子供たちが喜んで「おいしい」と食べてくれるの…

【読了】トーマス・マン「ヴェネツィアに死す」

【読了】今年57冊目読了。ドイツの生んだ圧倒的巨匠の名作。…自身の文化レベルの低さを謗られるとしたら、仕方ない。甘んじて受け容れよう。 それにしても、本当に読みにくすぎる。「魔の山」を読んだときも思ったのだが、ドイツ人特有なのか、説明がいちい…

【色々な話を聞け。】

立場上、様々な工事に立ち会うことが発生する。基本的に、立ち会いは「お客様に迷惑をかけない」しかないので、後は暇。なので、その時間は雑談に費やす(むしろ、積極的に話を振る)のだが、そこで得た話は大概面白い。《ポイント》 ●プロは、数字が頭に入…

大太刀(銘貞治五年丙午千手院長吉)

大山祇神社所蔵。南北朝時代に流行した野太刀の代表作。身長135.7センチ、反り4.8センチで、切先の長さは6.8センチ。 後村上天皇が奉納したと伝える。茎(なかご)に「貞治五年丙午千手院長吉」という長い銘が切ってあり、一三六六年作であることがわかる。…

【クローザーとオープナー、難しさが違う~懇親会から~】

昨今、プロ野球界を賑わせている「オープナー」(従来のように、短いイニングで力のある投手を試合の締め括りに起用するのではなく、試合の立ち上がりで起用する戦術。メジャーでは、実際に結果を出した球団がある)。 …卑近な例だが、飲み会で、考えてみた…

【読了】佐藤優「人をつくる読書術」

今年56冊目読了。元外務省主任分析官にして、作家の筆者が、本を読む人だけが得られることを書き記した一冊。〈お薦め対象〉 本を読むすべての人 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★★★ 〈実用度(5段階評価)〉 ★★★★★自分の問いは3つ。 『読書は人に何をもたら…

【読了】J・D・クランボルツ、A・S・レヴィン「その幸運は偶然ではないんです!」

今年55冊目読了。スタンフォード大学教育学・心理学教授と、カリフォルニア州立大学カウンセラー教育教授の筆者が、夢の仕事をつかむための練習問題を書き記した一冊。〈お薦め対象〉 運を味方につけたいすべての人 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★★☆ 〈実用…

【他社のトラブル対応から学ぶ。】

先日の旅行で、某N社で借りたレンタカーに不備があり、代車手配となって大変だった。ま、現地対応はともかく、「しっかり状況を確認して原因を教えてください」と伝え、「2週間お時間をください、こちらから連絡します」と責任者。 …しかし、2週間たっても連…

【ノートルダム大聖堂炎上に、思う。】

19年4月16日、衝撃のニュースが飛び込んできた。フランスはパリのノートルダム大聖堂が炎上した、というのだ。しかも、速報ベースでは「修復作業中の炎上」というのだから、泣くに泣けない。1949年の「国宝・法隆寺金堂火災(内壁の世界的な仏画が焼失した。…

【観察、発見、伝達。】

仕事上、ポスター掲出の機会が多い。メンバーが、セロテープで貼っても剥がれる、と言っていたので 「セロテープを輪にして縦方向に貼っていないか。横方向に貼るとよい。ポスターが剥がれるのは、重力の縦方向の力がかかるから。なので、その力をもろに受け…

【頑張る人への評価。】

先日、諸先輩方と飲んでいた際に、共通の知人である「頑張るけど、成果がなかなか出ない人」の話になった。みんな「一生懸命やっているから憎めない」「あれは人徳だ」などと評価していて、違和感まんまん。「ま、努力という矢印の長さはあるので、どうベク…

【読了】モーパッサン「女の一生」

今年54冊目読了。フランスの短編小説の巨匠が残した、長編小説の名作。ある貴族女性の一生を、若かりし頃から老いさらばえるまで追いかける一冊なのだが、これが波乱万丈、意に沿わぬことが数々降りかかってくる。小説だから、ということではなく、多かれ少…

【国宝】牡丹唐草文兵庫鎖太刀拵

大山祇神社所蔵。鎌倉時代に作られた太刀で、拵総長97センチ、柄を白の鮫皮で包み、細かい粒状の魚子地(ななこじ)に牡丹唐草文を高彫りした金銅の覆輪をかけ、牡丹文の大きな鋲を表裏4個打つ。 刀身は無銘で長さ60.9センチ、焼刃がなくとがった形のカマス…

【新入社員、着任。】

弊社では、本日、現場に新入社員が着任した。その緊張度合いから、感じたこと。《ポイント》 ●緊張は、成果を生まない。 まぁ、社会人経験がある程度ある人間からすると、どう見ても「いや、その緊張度合いでは、ベストパフォーマンスは出ねぇべ」と感じる。…

【ツナ缶は使える。】

まだ子供たちは弁当や給食が始まっていない。そして、嫁が買い物に出かけているので、リリーフ昼食。<昼食> ・ツナとしめじの卵とじ丼 ・大根と玉ねぎの味噌汁 所要40分。ツナ缶は、保存がきくので、「タンパク質をどうやって摂るか」という悩みを考えない…

【読了】H.G.ウェルズ「盗まれた細菌/初めての飛行機」

今年53冊目読了。SF小説の大家であるイギリス人の筆者が書き記した、さまざまな短編小説を集めた一冊。表題作をはじめとして、どれもこれも、「ちょっと不思議な世界」に踏み込みつつも、現実に即しているために「あ、少しわき道に入ったらそんなこと起こる…

【読了】H.G.ウェルズ「タイムマシン」

今年52冊目読了。SF小説の大家であるイギリス人の筆者が、タイム・トラヴェラーが飛んだ80万年後の世界で直面した数奇な体験を記した一冊。そもそも、現在はドラえもんを例に出すまでもなく人口に膾炙している「タイムマシン」を、このような形で世に出して…

【読了】高田博行「ヒトラー演説」

今年51冊目読了。学習院大学文学部教授の筆者が、ヒトラーの演説が巻き起こした熱狂を、150万語のビッグデータから真実を読み解くべく書き記した一冊。〈お薦め対象〉 プロパガンダ、衆愚政治への警戒感を持つ人 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★★★ 〈実用度(…

【読了】松村真宏「仕掛学」

今年50冊目読了。大阪大学大学院経済学研究科准教授の筆者が、人を動かすアイデアのつくり方を書き記した一冊。〈お薦め対象〉 人が動いてくれずに困っているすべての人 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★★★ 〈実用度(5段階評価)〉 ★★★★★自分の問いは3つ。 …

【業務手順と、知識の裏付け。】

決算時期は、仕事が張るのは仕方ない…そんな中、簿記を学び始めての決算で、感じたこと。《ポイント》 ●実践なき知識は定着し辛い。 世の中のテキスト類がなかなか理解できないのは、自らの実践とかけ離れているから(例えば、旅行社に勤めているのに「リン…

【読了】丹羽真理「パーパス・マネジメント」

今年49冊目読了。Ideal LeadersのChief Happiness Officerである筆者が、社員を幸せにする経営について書き記した一冊。〈お薦め対象〉 社員の「本当の」働き方改革を考えるリーダー 〈お薦め度(5段階評価)〉 ★★★★★ 〈実用度(5段階評価)〉 ★★★☆☆自分の問…

【読了】ジェイムズ「ねじの回転」

今年48冊目読了。ニューヨーク生まれでイギリスで活躍した「小説の技法を極めた」と評される筆者が書き表した戦慄の物語。間接間接話法とでも言うべき独特の表現で展開される物語は、初めの穏やかさにもところどころ異常さが散りばめられており、読み始めた…

【国宝・赤糸威大袖付】

大山祇神社所蔵。やや小さめの黒漆塗りの鉄と、革の平小札を茜染の赤糸で威した鎧。銅は31センチで一続きになっていて、右脇で引き合わせるつくりに。この時代の鎧と胴丸の特色を兼ね備えた鎧で、社伝では源義経の奉納品。ここは、海の守り神であり、多くの…

【読了】モーパッサン「宝石/遺産」

今年47冊目読了。 19世紀フランスが生んだ偉大な作家の中編、短編小説を集めた一冊。表題作の「宝石」は、パートナーの謎に包まれた二面性を強く感じさせ、またラストのわずかな文での強烈なインパクトがたまらない。「遺産」は、人間のエゴが剥き出しでぶつ…

【強みは自覚できず、周囲は把握しているというギャップ。】

SNS上で、凄い友人が「凄い!」と言われたことに対し「自分にとっては普通だし、本人は(何が凄いか)わかっていない」との返しをしていた。そこから考えたこと。《ポイント》 ●得意、強みは自分にとっては当たり前。 人は、なぜ「得意、強み」が自覚できな…

【イチロー引退によせて:仰木監督の命名の凄さ。】

いまさらイチローの凄さについては素人が語るまでもない。そこで、あえて「オリックスでブレイク前に仰木監督が『イチロー』と名付けたこと」について、考えてみた。《ポイント》 ●カタカナ表記も、すんなりは行わず。 今やだれが見ても「イチロー」が当たり…

【ドコモショップで考えた。】

料金プランが最適かどうかわからなくなってきたし、ネットで見てもどうも理解できないので、ドコモショップへ足を運ぶ。そこで、感じたこと。 《ポイント》 ●直接応対は、安心感がある。 なんだかんだ言っても、ドコモショップみたいな店舗がいまだ健在なの…

【国宝:翰墨城】

MOA美術館所蔵。古筆手鑑「翰墨城」は、「藻塩草」(京都国立博物館蔵)「見ぬ世の友」(出光美術館蔵)とともに、古筆三大手鑑の一つとして夙に名高い。手鑑の中でも早い時期に成立したと考えられ、鑑定の基本台帳として古筆家別家の古筆了仲(りょうちゅう)…

【読了】モーパッサン「脂肪の塊/ロンドリ姉妹」

今年46冊目読了。19世紀フランスが生んだ偉大な作家の中編、短編小説を集めた一冊。表題作の「脂肪の塊」は、人間のうわべの綺麗事と、内面のドロドロ、そして状況が変わったときの軽薄な手の平返しを見事に描き出している。不快感しか残らない読了感だが、…

【読了】ブレヒト「ガリレオの生涯」

今年45冊目読了。ドイツの劇作家、演出家、詩人である筆者による、ガリレオ・ガリレイの地動説から異端裁判、その顛末までを劇作として描いた一冊。ブレヒトの軽いタッチで、しかしながら重たい話のやり取りが進んでいく様は、とても面白い。先見の明がある…