世界遺産マイスター/国宝の伝道師Kの「地球に感謝!」

世界遺産検定マイスター、国宝の伝道師保有の読書好き。書籍、世界遺産、国宝という切り口でご案内します。最近は「仕事の心理学」として、様々な事象を心理学的見地から考察しています。

【TBS系列「世界遺産」リニューアルに、思う。】

10月から、毎週日曜18時からの30分番組「世界遺産」がリニューアルされた。

・オープニングは改悪。ライトな層の取り込みを狙ったのだろうが、メッセージ性のない映像とBGMにはやや失望。
・インデックスも、気に入らない。以前の三章建て+サイドトリップ、という構成は全体像が掴みやすかったが、今回はどでかくフレーズを出すだけで、ポップに走りすぎている。
・杏のナレーションは、思ったより藤原竜也に比べても違和感なし。すんなり聴ける。
・その他は、従前ママ。映像は、さすがの迫力と質を保っている。

全般的に言うと「映像の美しさは変わりないが、オープニングやインデックスなどの映像処理がポップ過ぎてしっくりこない」というところ。

…まぁ、1999年から断続的に見ていた、筋金入りのマニアなので(笑)、変化を否定したい気持ちになってしまうのは「人間心理あるある」なのだが。

かつては日曜23時半から30分というマイナー番組だった(若手社員で土日休みだった頃、情熱大陸THE世界遺産、という流れでサザエさん症候群と闘っていた)頃からすると、ゴールデン枠でこの硬派な番組を継続する難しさがあることもわかる。かつ、視聴率が落ちて、キヤノンがスポンサーを降りて番組が継続できなくなるのが一番困る(番組をずっと後援してきたソニーと、引き継いだキヤノンには感謝しかない)。となると、ライト層に訴える改変も、むべなるかな。

ユネスコからも絶賛され、故に「世界初」の撮影が許されることも多く、価値ある映像を提供し続けてくれる、この番組。正直言うと、当初の緒形直人のナレーションが懐かしかったりするのだが(笑)、変化を楽しみながら、引き続き応援したい。

【世界遺産マニアの読書。】

36歳から訳あって本を乱読するようになって、はや5年。ビジネスや自己啓発脳科学系をよく読むが、世界遺産マニアとしては、当然、世界遺産系の書籍も大好物。

世界遺産」と名の付く本であれば、ダボハゼのように何でも食いつく(笑)ので、図書館で借りてきた書籍も写真のようになる。


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一般的にお勧めなのは

佐滝剛弘「旅する前の世界遺産
・須磨章「世界遺産 知られざる物語」
の二冊。「世界遺産って聞くと、行ってみたくなる、あるいは行ったところが幾つもある」という人なら、楽しく読めるはず。どちらもNHKのディレクターとして実際に数多くの世界遺産を訪れているので、説得力がある。


他方、世界遺産マニア、あるいは世界遺産検定でマイスターを目指すなら必読なのが

松浦晃一郎「世界遺産 ユネスコ事務局長は訴える」
これは、ユネスコ事務局長を務めた筆者の独自の見解ではあるものの、その経歴から、ユネスコのスタンスや理想と現実の狭間での苦悩を伺い知ることができる。

個別の遺産を学ぶのも面白いが、全体としての世界遺産を考えるのもまた、意義深い。

【アメリカのユネスコ脱退の動きについて。】

 12日に報道され、物議を醸したアメリカの「ユネスコ脱退の方針」。世界遺産マニアという観点から、看過できないニュースである。
 
 アメリカは、なぜこのような行動に出たのか。それは、今年7月の世界遺産委員会で登録された「ヘブロン/アル・ハリル旧市街」が引き金となっている。ここは、エルサレムと同様、ユダヤ教キリスト教イスラム教の入り混じった聖地であり、紛争の火種でもある。
 エルサレム旧市街は、その複雑な経緯もあり、隣国ヨルダンによる申請という極めて変則的な手段が取られたのだが、今回、世界遺産登録申請したのはパレスチナ。敵対するイスラエルとしては容認しがたく、またイスラエルの同盟国であるアメリカもこれに反発。しかしながら、これが世界遺産登録されたことにより「ユネスコイスラム偏重であり、目的はよいが政治的に混乱を招いている」ということで、その運営に改革がされないので脱退する、という理屈なのである。
 
 …もちろん、人類共通の宝を未来に引き継ぐという目的をアメリカが否定したとは思いたくないし、そこについてはアメリカも否定していない。「そこに至る方向性がおかしい」という主張である。だが、だからといって脱退が適切な手法なのか?ということも問題である。暴力で揺さぶって自分の言い分を通す、ということであれば、ミサイル発射を繰り返す駄々っ子のような国(そして、アメリカはその国に対して非難をしまくっている)と同じじゃないの?というところ。
 とはいえ、それをアメリカに認めさせるのは困難だろうし、やはり、「対話を尽くす」という方向性なんだろうな、と感じる。難しいところだ…
 
 さて、こうなると「じゃ、アメリカの世界遺産はどうなるの?」ということが問題になるが、ニュースではなかなかそこまで報道しきっていない。
 過去にも、アメリカはユネスコの政治的偏向を理由に脱退したことがある(1984年~2003年)。じゃ、その間、アメリカの世界遺産登録はどうなっていたのか?というと、実は粛々と登録されていた。「なんで?」と思われるかもしれないが、世界遺産登録は「世界遺産条約」に則って行われる。アメリカは、ユネスコは脱退したものの、世界遺産条約加盟国を脱退したわけではないのだ。よって、アメリカの世界遺産は継続するし、新たな登録申請もできるというわけ。
 
 何にせよ、世界的に影響力の絶大なアメリカが、ユネスコを脱退するというのは望ましいことであはない。そもそも、世界遺産条約の発効に尽力したのもアメリカである。再考を求めたいところではあるが、世界遺産が政争の具となるのを見るにつけ、「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。(ユネスコ憲章前文より抜粋)」という理念の実現の難しさを痛感する。

【作り置きで、手抜きの極致。】

昨夜の頑張り(といっても50分)で、作り置きができたので、そのまま流用。

【朝食】
・ご飯
・鶏肉と小松菜の旨煮
・人参と舞茸の卵とじ
・白菜のトロトロスープ


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所要10分。旨煮は、一晩寝かせたので味が染みて、さらにご飯が進むおかずになった。スープも、野菜が取れて温まるので、いい。そういや、かき玉をどう作るのかわからん、と愚かなことを言っていたが、アツアツにしておくことが必要なんだな。このへんの基礎知識の欠落は如何ともし難いが、体感と体験で何とか巻き返すしかないな。

昼も、見え面は同じ。

【昼食】
・海苔ご飯
・鶏肉と小松菜の旨煮
・人参と舞茸の卵とじ
ミニトマト


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所要10分。本当に適当だが、労力と満足度を天秤にかけると、妥当だな。それにしても、それなり旨いとはいえ、海苔ご飯と丼風ばかりでは芸がないなぁ。バリエーションを増やしたい(←また、こじらせてきた)。

いよいよ超勤、繁忙期体制に突入しているので、疲れた。来週も、色々あるけど、頑張ろう。

【適当に、それなりに。】

最近思うのは「料理にルールはない」ということ。勿論、基本はある程度必要だが、クックパッド先生ばかり頼るのではなく、感覚で「これとこれは合うかな?」と考えるのが楽しい。

【朝食】
・ご飯
・ソーセージと人参の卵とじ
・白菜とツナの炒め物
・味噌汁



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所要10分。これは、温めるだけがメインなので、当然。昼食も、簡単に。

【昼食】
・炒り鶏の卵とじ丼
・白菜とツナの炒め物
ミニトマト


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これも所要15分。簡単、お手軽。特に、炒り鶏風煮物を卵とじにするのは、親子丼の応用編と思えば、不味かろうはずもない。

残業でヘロヘロになったが、だからこそ、料理を作る。俗だが、面白い遊びで気分転換になり、かつ、出費を抑えられるのだから、一石二鳥。

【夕食】
・ご飯
・鶏肉と小松菜の旨煮
・にんじんしりしり
・白菜と卵のトロトロスープ


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所要50分。ゼロから作っていることを考えると、だいぶ速度が上がってきた。かつ、スープに舞茸を入れてみたり(メッチャ旨い)、冷凍鶏肉を煮るので水を加えておくなど、工夫のしようはあるもんだ。上手く、そして旨く仕上がると、満足度が高い。だいたい、旨煮の味付けなんて、酒1、みりん1、醤油2だから、不味く作るほうが難しいくらいの単純さだ(笑)。

適当に、それなりに。これが、ゆるゆると自炊飯を続けるコツなのかもしれない。

【ひと手間かけて。】

なんでもそうだが、ひと手間かけるか否かで、仕上がりはだいぶ変わる。やはり、雑に終わるか、それなりになるか、はそこだろうな。料理も、仕事も。

【朝食】
・ご飯
・炒り鶏風煮物
・白菜とツナの炒め物
・味噌汁


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味噌汁を作ったので、所要15分。でも、汁物があると、グッと朝食の豊かさが増す。ホッとするというか、やっぱり日本人ならでは、というところなのだろう。

昼も、ひと手間。

【昼食】
・オムライス
・炒り鶏風煮物
・白菜とツナの炒め物
ミニトマト


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所要35分。ちょいとかかりすぎたが、これまた、オムライスが旨い。やっぱり、何回か作っていくうちに、だんだんうまくなっていくと、嬉しいなぁ。レシピという教科書どおりに「化学実験」してるだけでは、得られない満足感。形どおりではなく、自分の体感で作り込んでいく感覚は、外食では無理だな。

夜は、名古屋フューチャーセンターでのワークショップに参加。相変わらず、面白い。自分の目玉が増えていくような、不思議な体感。ホント、単身赴任の怠惰を、ここの刺激がいい意味で掻き回してくれている。

終了後、軽く飲んで、いい心持ちで、少し部屋で感想戦

【夜食】
・ソーセージとしめじの卵炒め
・炒り鶏風煮物
・味噌汁


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所要25分。食材が余っているのもあるが、軽いつまみくらいは、残置を計算しながら自分で作れるようになった。でも、これ、家族の好き嫌いやら考えると、とても無理だ。一人飯の気安さ故、だな…

【リズムを戻す。】

三連休で、息子の運動会などあったものの、仕事でも色々あった…料理共々、リズムを戻すところから、だな…

【朝食】
・ご飯
・ソーセージとポテトの炒め物
・小松菜のお浸し
・味噌汁


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所要50分。ちとかかりすぎたが、まぁ仕方ない。緑が入ると、やはり見栄えが違うなぁ。

昼食は、冷凍を活用。

【昼食】
・海苔ご飯
・乾パンバーグ
・ソーセージとポテトの炒め物
ミニトマト


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所要10分。なんか、乾パンバーグ、作った日はポロポロしてたけど、冷凍してからはそれなり食える感じになってきた。いや、それなり旨い。不思議だ。で、やはり緑がないと見栄えが悪い。

残業後、腰痛が激しいので、近所のプールで泳いでから(体力落ちまくってる…)、夕食。

【夕食】
・卵かけご飯
・炒り鶏風煮物
・小松菜のゴマだれ和え
・白菜とツナの炒め物
・味噌汁


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所要50分。煮物、旨い。酒2、砂糖1、みりん1、醤油2で、不味くなろう筈もない。適当だが、しめじがいい役割を取っている。
それ以外も、概ねいい感じ。白菜とツナは、ごま油で炒めて、めんつゆを絡めてラー油をたらすと、一気に中華風。

寒くなってきたら、やっぱり煮物、そして鍋、だな。